『らんまん』中田青渚が担う視聴者を新たな物語へと引き込む役割 田邊の印象も変化

『らんまん』中田青渚が担う役割

 連続テレビ小説『らんまん』(NHK総合)の第14週となる「ホウライシダ」が放送された。万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)はいよいよ十徳長屋で新婚生活をスタートする。だが植物学の研究に打ち込む万太郎の前に新たな壁が立ちはだかった。

 万太郎夫婦は田邊(要潤)の家で結婚を祝ってもらう。だがそれは、蓋を開けてみれば田邊専属のプラントハンターになることを万太郎に打診するための時間だった。万太郎にとってこの一件は、将来の道をも揺るがす重大事だ。そんな折に、寿恵子は田邊の妻の聡子(中田青渚)と知り合いになる。

 今週初登場となった聡子は、寿恵子と歳も近く、すっかり意気投合した様子。どうやら2人は今後も良き友人となるようだ。

 妻を亡くした田邊の身の回りの世話をするために後妻に入ったという聡子。だが田邊の前妻は英語が堪能で、ピアノも弾ける才女。聡子は女学校に通っていたことがあるものの、多才である前妻の存在を意識してしまい、なかなか自分に自信を持てずにいた。加えて前妻が残した2人の娘たちは、聡子を「母」とは呼んでくれないという。田邊を慕う気持ちはありつつも、内気な聡子には苦労も多い様子。だがそんな悩みを吐露する中で、同世代で気さくに盛り上がれる寿恵子とはすっかり打ち解けたようだ。

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