中田青渚、『らんまん』聡子役はシンクロすることばかり? “夫”要潤の“かわいさ”を明かす

中田青渚、『らんまん』聡子役を語る

 7月3日からの第14週より、再び舞台を東京に移し、後半戦へ突入したNHK連続テレビ小説『らんまん』。新婚生活を始めた万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)が出会う新たなキャラクターが、田邊教授(要潤)の妻・聡子だ。同世代の寿恵子とは今後深い付き合いになっていくという。聡子を演じるのは、本作が朝ドラ初出演となる中田青渚。聡子として何を大切にしたのか、話を聞いた。

浜辺美波は「いるだけで安心感」

(左から)田邊彰久役・要潤、田邊聡子役・中田青渚、槙野寿恵子役・浜辺美波、槙野万太郎役・神木隆之介

――中田さんは聡子を演じる上でどのような役作りをしていったのでしょうか?

中田青渚(以下、中田):聡子は華やかな子ではないのですが、色で言うと青っぽいような、静かだけど凛としているところが魅力だと思っています。内気でおどおどしている部分はありますが、女学校に通っていた過去もあり、賢い女性なので、ただ内気にならないようには気をつけていました。話し方もゆったりで、大きな声を出したりはしないのですが、大事な場面ではスピードを早めてみたり、芯のある声を出して変化をつけてみました。田邊教授を尊敬していて、あなたを支えたいんですという気持ちだけは忘れないようにしながら演じていました。

――座長を務める神木隆之介さんの現場での印象は?

中田:神木さんには、クランクインの日に緊張を解すような言葉をかけていただきました。神木さんは主演として朝から晩までずっと撮影しているので、大変そうだなという印象だったんですけど、それでも周りを明るく盛り上げているのを見て、これが朝ドラの主人公なんだと思いました。神木さんが30歳の誕生日を迎えた時に、メイクさんたちがメイク室を飾り付けで華やかにしていて、愛されているんだなと感じました。

――寿恵子を演じる浜辺美波さんとは共演シーンを重ねて仲良くなれましたか?

中田:浜辺さんとの共演シーンが撮影2日目だったので、緊張して話しかけたりはできなかったのですが、ドシッとされていて、いるだけで安心感があって助けられました。聡子自身も内気なので、カメラが回ってない時に、コミュニケーションを取りに行くということが私も中々できず……(笑)。お互いにモジモジしていました。

(左)槙野寿恵子役・浜辺美波、(右)田邊聡子役・中田青渚

――聡子が寿恵子に「お友達になっていただけませんか?」と告げるシーンがあります。

中田:シーンの前半から後半にかけては、聡子の緊張が解れていく部分だと思うのですが、私自身も撮っていてなんとなく緊張が解れていくような感じがあったので、聡子とリンクする部分はありました。

――聡子が田邊教授に「ちょっとだけかわいい」と思ったエピソードを話す場面は、寿恵子との女子トークが展開されます。

中田:田邊教授に対して、すごく怖いイメージを持っていたのですが、聡子のセリフにもあるように、かわいらしい一面が見えてきて、そういうところが聡子が田邊教授の好きな部分でもあったので、女子高生のような気持ちで演じていました。

――聡子は寿恵子にとっての良き友人になっていくということですが、聡子にとっての寿恵子はどういった存在だと思いますか?

中田:大事な時に寿恵子さんが来て、助けてくださったりという場面もあります。妻としても寿恵子さんの方が先輩なので、聡子にとって寿恵子さんは頼りでもあり、私ももっと強くなりたいと思うような人物だと思います。

――田邊教授を演じる要潤さんの印象はいかがですか?

中田:初めてお会いした第一印象は身長が大きいなと、すごくびっくりしました(笑)。話したりすることはあまりなかったのですが、要さんが合間にお菓子を食べているのを見ながら、聡子が田邊教授をかわいいと思うのはこういうところなのかなと思いながら過ごしていました。

――中田さんから見た田邊教授はどういう人物だと思いますか?

中田:ただ植物が好きなんだという印象があります。植物が好きだけど、他にもやらなければならないことが多くて、ちょっと不器用な人でもあるのかなという感じがします。

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