『教場0』堀田真由演じる幸葉の人物像に迫る 『特別編』で鍵になる“ブロック玩具”
最終回の放送を終えるも大きな謎を残したままの『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)。放送を終えた直後には『風間公親-教場0- 特別編』(以下、『教場0 特別編』)が放送されることも決定し話題となった。
本編が終了しても、なお注目される人物がいる。それが捜査一課の事務員として風間の最も近くにいる伊上幸葉(堀田真由)だ。幸葉は風間に全く物怖じしないことやカバンに千枚通しが入れられていた時も取り立てて騒ぐ様子を見せなかったことから、未だキーパーソンとして視聴者から注目を集める存在。『教場0 特別編』は、捜査一課を離れることを決めた風間(木村拓哉)を見送った幸葉がデスクを片付けているところから物語が始まるという。そのデスクには、幸葉がこれまでの作中で手にしていたブロック玩具が。どうやら特別編は、この幸葉のブロック玩具がキーになるらしい。
これを踏まえ、今回はこれまでの中でも特に印象的だったブロック玩具と幸葉という人物像に迫りたい。
作品全体を通して、ブロック玩具は異質な存在感を放っていた。幸葉の個性的なキャラクターとも相まって多くの視聴者の注意をひきつけただろう。その中でも特に気になったのが第7話で「3、2、1、バンジ―!うお~!」と叫びながらヒモでくくった人形をブロックで作った高台から落下させる幸葉の姿。新人刑事の鐘羅(白石麻衣)が風間の指導の元で縊死事件を扱っていたこともあり、幸葉のこの“遊び”はより生々しい違和感を視聴者に与える。幸葉がこれをバンジージャンプとしたのか、事件を匂わせるものとして作ったのかの意図もわからず、また、なぜブロック玩具で遊んでいたのかも謎だが、メインで扱われた事件との関連性を想起させることからとりわけ強い印象を植え付けた。