赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣 『教場0』風間道場の卒業者たちを振り返る
風間公親(木村拓哉)が右目を失った事件が描かれ、クライマックスに向けて勢いを増す『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)。注目のキャスト陣、豪華なゲスト俳優、そして生々しく描かれる事件とそれに対峙する新人刑事たちの苦悩など、毎話見どころで溢れる本作だが、特に注目したいのは風間が指導してきた新人刑事たちの存在だ。今回はこれまでに登場した個性豊かな新人刑事の強み、弱み、そして今を改めて振り返っていきたい。
瓜原潤史(赤楚衛二)
『風間公親-教場0-』で最初に風間から指導を受けた新人刑事。思いやりがあり、子どもにも寄り添うことができる穏やかな性格だ。一方で優しすぎるがゆえの嘘から、やっていない捜査をやったと報告をしてしまうことも。子どもの頃は学校に行けず不登校だった繊細さも描かれている。風間からの指導で胃を痛めるなど、シビアな警察の世界で苦労する姿が印象的だった。風間に見抜かれたことで母親との信頼関係に問題を抱えていたことが明らかになるが、事件を通して自身の母の気持ちの理解にまで至り大きく成長。現在の配属先は不明であるものの、第6話で幸葉(堀田真由)がLINEで連絡を取っていた模様。再登場を強く期待されるキャラクターでもある。
隼田聖子(新垣結衣)
『風間公親-教場0-』で風間から指導された2人目の新人刑事。私生活では一人娘を持つシングルマザーだ。捜査も卒なくこなし、優等生タイプに見える。だが実際は、娘が元夫から虐待されていたのを見て見ぬふりをしてきた過去がある。頑張り屋で完璧主義なきらいがあり、風間からは「弱音を吐けない」のではないかと指摘されてしまう。現在も刑事を続けており、風間が右目を刺された事件では実況見分に加わる姿も。今後事件とどう関わっていくのかに注目したい。
遠野章宏(北村匠海)
警察学校時代は成績優秀で学校長自慢の生徒であった。校長直々の推薦により風間の指導を受けることになるが、のちに『風間公親-教場0-』で核となる事件の被害者になってしまう。注意深く現場を観察し、捜査に関しては非常によくできた刑事だが、犯人と対峙して肉弾戦になると立ち向かえないところがある。犯人に背中を見せてしまったことで、風間から厳しく詰められた。どうにか挽回しようと意欲を燃やす最中、事件に巻き込まれてしまう。取り逃がしたと思った犯人に背後から千枚通しで首をめった刺しにされ、現在は意識もなく入院中。