『だが、情熱はある』胸に響く髙橋海人の言葉 若林と山里の“変化”が与えてくれた気づき

『だが、情熱はある』若林の言葉が響く

 思えば、かつての山里(森本慎太郎)も、余白を作るのがとにかく苦手だった。つねに“嫌いな人”や“ムカつくこと”で頭のなかがいっぱいで、しまいには相方のしずちゃん(富田望生)までもを敵だとみなしてしまっていた。

 でも、しずちゃんが大人になったことにより、山里もちょっとずつ変わり始める。7年ぶりに南海キャンディーズとして挑んだ『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の舞台。結果は惜しくも準決勝進出に終わってしまったが、2人は結果よりも大事なものを得たような気がする。これは、結果ばかりを気にしていた山里が、“それ以外”のものの大事さに気付いた瞬間だったように思う。

 第11話のサブタイトルは、「人は変わると思いますか?」。このドラマを観る前だったら、「どうせ変われない」と答えていたかもしれない。だけど、若林と山里がどんどん変化していく姿を見せてくれたおかげで、“人は変われる”と信じられる自分になれた。ついに最終回を迎える『だが、情熱はある』。ラストにはどのような展開が待っているのだろう。最後まで、情熱を絶やさない2人の勇姿が見られることを願っている。

■放送情報
日曜ドラマ『だが、情熱はある』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:髙橋海人(King & Prince)、森本慎太郎(SixTONES)、戸塚純貴、富田望生、三宅弘城、池津祥子、ヒコロヒー、渋谷凪咲(NMB48)、中田青渚、箭内夢菜、森本晋太郎(トンツカタン)、加賀翔(かが屋)、賀屋壮也(かが屋)、藤井隆、坂井真紀、白石加代子、光石研、薬師丸ひろ子
脚本:今井太郎
演出:狩山俊輔、伊藤彰記
プロデューサー:河野英裕、長田宙、阿利極
チーフプロデューサー:石尾純
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/daga-jyounetsu/
公式Twitter:@daga_jyounetsu

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