『わたしのお嫁くん』知博は高杉真宙のハマり役 かわいいに決まっている表情に身悶え

高杉真宙、『わたしのお嫁くん』でハマり役に

 “嫁”でありながら“恋する乙女”のような知博は、その心の内でずっと「穂香の彼氏になりたい」と硬派な思いを抱えていたのだからそのギャップにグッときてしまう。そして「(穂香の)胃袋ごとガッと一気に釣り上げたい」「ここでビシッと決めて告白しようと思ってて」と自分なりの“穂香に好きになってもらおう作戦”を着々と進めていたのだ。

 また、知博に対する自分の気持ちを明確にすることを怖がってしまう穂香に対して、たびたび、「それは俺が好きってことですか?」とストレートに聞いていた。これは曖昧な恋の駆け引きができない知博の少年っぽさが表れているとも言えるが、そのズバッと切り込んでくるやり方が本当に穂香の心を切り開いてくれたのだろう。実際、最初は何も考えずに「山本くんが家にいてくれたらいいのに」とのほほんと言っていた穂香は、今や緊張しながら、知博が好きだと言っているのだ。知博の想像とは違ったかもしれないが彼の“作戦”は成功したのである。

 でも知博の周りには、本人が思っている以上に穂香のファンがたくさんいる。知博と穂香が気持ちを確かめ合った頃、ふたりの“あざとかわいい”後輩・花妻(前田拳太郎)は自分の大切な気持ちに気がついていた。「ただのファンでいられれば楽ですよね」と呟いた花妻は何か考えがあるようにも見える。知博が無事に穂香の彼氏になれたからといってデレデレしていると、同期の強敵・赤嶺(仁村紗和)から、「浮かれポンチ!」と鉄拳が降ってきそうでもある。実は、知博は今まで以上に気を抜くことができないのだ。思いが通じたからゴールではない。まだまだ知博の進む先には困難が待ち受けていそうである。

■放送情報
『わたしのお嫁くん』
フジテレビ系にて、毎週水曜22:00~22:54放送
出演:波瑠、高杉真宙、前田拳太郎、仁村紗和、ヒコロヒー、竹財輝之助、古川雄大、中村蒼ほか
原作:柴なつみ『わたしのお嫁くん』(講談社『Kiss』連載)
脚本:橋本夏
音楽:橋本由香利
プロデュース:中野利幸(フジテレビ)
プロデューサー:芳川茜(共同テレビ)、山崎淳子(共同テレビ)
演出:紙谷楓(共同テレビ)、城宝秀則(共同テレビ)、水戸祐介(フジテレビ)
制作協力:共同テレビ
制作・著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/oyome_kun
公式Twitter:https://twitter.com/oyome_kun
公式Instagram:https://www.instagram.com/oyome_kun/

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