『それパク』静かに怒りを露わにした芳根京子 溝が埋まらない重岡大毅との険悪なムード
芳根京子が主演を務めるドラマ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)が、4月26日に第3話を迎えた。オンエア後、公式Twitter内での動画にて「またデコボコしてたね…」(重岡大毅)「なかなかここ(亜季と北脇)の溝が埋まらない3話になったかなと思います」(芳根京子)と2人が話している通りに、第3話はこれでもかというほどの険悪ムードのまま幕切れとなっている。
亜季(芳根京子)が北脇(重岡大毅)をモデルに描いたハリネズミの「むつ君」を例にして、少しづつ水と油が中和し合い、それがお互いにもいい作用を与え始めているのではないかと思えるような前回。第3話で、亜季は北脇から頼まれた自社の新技術が他社の特許を侵害していないか調べる「侵害予防調査」に尽力するものの、その報告書は先に北脇が提出していた。つまりは、亜季のやっていた作業は「ただの練習」。1週間の頑張りがパーになってしまったことよりも、亜季は北脇に侮辱されたことに憤りを感じていたはずだ。
侵害予防調査の報告書作りは、亜季が知的財産部に異動してきてから北脇に初めてお願いされた重要な仕事だった。奮起していたからこそ、その落胆は凄まじく大きい。「さららら」「ぐぐぐん」といった擬音をナチュラルに使うような純朴で、天然な亜季が、静かに怒りを露わにする。声を荒げるでもなく、真っ直ぐに、だけど語気は強く。カッとなっているのが伝わってくるが、同時に落ち着きを取り戻そうとしているのも分かる。眼差しの鋭さ、視線の外し、セリフの間と強弱。その絶妙な塩梅でこれまでにない亜季の姿を表現していく芳根の演技が素晴らしかった。
メモ帳に描いたむつ君をクシャッと握り潰し、鼻をすするのが一人の屋上でというのもいい。そこを柚木(朝倉あき)は見ていたことにはなるが、渡されたスムージーの味よりも、亜季にとっては「ありがとね」の一言が全身に染み渡ったはずだ。それは努力を認めてくれたということ。信頼できる柚木に、亜季は自分が知財部に向いてないと話した上で「開発部に戻りたい」と本音を口にする。「それに、あの人……あの、北脇っていう上司のことが、私には分かりません」の言い方も嫌悪感丸出しでとても良かった。
どん底まで落ちた信頼関係は、この先上がっていくのみと思いたいところだが、北脇には親会社から送り込まれたスパイだという噂が流れ始める。第4話で焦点が当たるのは「商標出願」。北脇の過去も明らかになるとのこと。
第3話ご視聴ありがとうございました!
凸凹コンビからまたまた
スペシャルメッセージ💌クイズの答えも発表❗️
皆さんはわかりましたか?#それってパクリじゃないですか?#それパク#芳根京子#重岡 pic.twitter.com/Y4E9SLMtNe— 【公式】『それってパクリじゃないですか?』日テレ水10ドラマ 第4話は5月3日 (@sorepaku_ntv) April 26, 2023
■放送情報
『それってパクリじゃないですか?』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:芳根京子、重岡大毅(ジャニーズWEST)、常盤貴子、渡辺大知、福地桃子、朝倉あき、豊田裕大、諏訪雅、高橋努、相島一之、赤井英和、野間口徹、ともさかりえ、田辺誠一
原作:奥乃桜子『それってパクリじゃないですか? 〜新米知的財産部員のお仕事〜』(集英社オレンジ文庫刊)
脚本:丑尾健太郎
演出:中島悟ほか
チーフプロデューサー:三上絵里子
プロデューサー:枝見洋子、森雅弘、岡宅真由美(アバンズゲート)
制作協力:AX-ON、アバンズゲート
製作著作:日本テレビ
©︎日本テレビ
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