韓国ドラマを彩る“サブカップル” 『社内お見合い』『トッケビ』で重要なポジション担う

韓国ドラマを彩る“サブカップル”たち

 韓国ドラマに欠かせないものと言えば、“サブカップル”の存在。とりわけラブコメやロマンスジャンルでは重要なポジションであり、「サブカップルが最高」と話題になったドラマは決まって面白くヒットするケースも多い。いつの間にかメインカップルよりもハマってしまったなんてこともしばしば。どの作品を視聴しようか迷っている際は、サブカップルを参考にする選び方もおすすめだ。ここでは人気のサブカップルを紹介しながら、彼らがドラマを盛り上げたポイントに注目したい。

『社内お見合い』(SBS公式サイトより)

 サブカップルで一躍ブレイクを果たし、次回作以降に主演を務めるパターンもある。2022年のラブコメドラマでヒットした『社内お見合い』では、チャ・ソンフン(キム・ミンギュ)×チン・ヨンソ(ソル・イナ)カップルが記憶に新しい。積極的なヨンソと落ち着いたソンフンの加速する恋愛スピードはドキドキ感が満載だった。特に“眼鏡キス”のワードで人気急上昇したキム・ミンギュは今年放送された『聖なるアイドル』の主演に抜擢され、兵役前にしっかりと爪痕を残した。

 同じく昨年、大ヒットした『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のイ・ジュノ役を務めたカン・テオも『それでも僕らは走り続ける』(2020年)にてすでにファンの心を掴んでいる。カン・テオ演じる美大生のイ・ヨンファと財閥令嬢でスポーツエージェント会社のCEOソ・ダナ(スヨン/少女時代)。負けず嫌いで気が強いダナが、柔軟で純粋なヨンファに心を開いていくのがこのサブカップルの見どころ。カン・テオの包みこむ優しさはこの時から健在。真っ直ぐに思いをぶつけてくる姿勢はどちらのキャラにも共通する。イ・ジュノに恋した人はイ・ヨンファもぜひ。その逆の楽しみ方も大いにありである。

 そして、レジェンドサブカップル『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016年)の死神(イ・ドンウク)とサニー(ユ・インナ)は外せない。前世でも現世でも結ばれないというサブカップル史上切なすぎる恋。その思いを成仏させてくれるのが『真心が届く ~僕とスターのオフィス・ラブ!?』(2019年)なのだ。なんと2人が主演のドラマが誕生し、弁護士のクォン・ジョンロクと女性俳優オ・ユンソのオフィスラブコメが繰り広げられる。トッケビファンにとっては死神とサニーの来世の物語とも言える展開に歓喜の声があがっていた。

 サブカップルは人間同士とは限らない。先ほどのトッケビサブカップルも死神×人間であったように妖怪×人間の組み合わせもある。そのドラマは、4月1日にNetflixで配信スタートしてからランキング入りしている『九尾の狐とキケンな同居』(2021年)。主演のシン・ウヨ(チャン・ギヨン)とイ・ダム(ヘリ)も可愛らしいカップルなのだが、ウヨと同じく元九尾狐のヤン・ヘソン(カン・ハンナ)とダムの友人ト・ジェジン(キム・ドワン)の2人も心くすぐられる愛らしさがあり、最後まで見届けてあげたくなるカップルだ。

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