『リバーサルオーケストラ』門脇麦が田中圭へ愛の告白 ついに玉響に潜む裏切り者が発覚
最終回が近づく『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)が、第8話のラストで怒涛の展開を迎えた。それが初音(門脇麦)からの朝陽(田中圭)への愛の告白、そして玉響に潜んでいたまさかの裏切り者の発覚である。
第6話で朝陽から「コンマスとしては大事です。それ以上でも、以下でもありません」と言われてしまった初音は、自身の恋心を自覚しながら同時に失恋も味わっていた。「どうでもいいよ!」とヴァイオリンの練習に打ち込んでいた矢先に、今度は蒼(坂東龍汰)からのハグと「好きです」というストレートな愛の言葉。一つ屋根の下で暮らしている蒼と初音は、とりあえず時間をかけて互いの気持ちを確かめていくことになっていたが、今回の第8話で初音は蒼に「ごめん。私、好きな人がいる」と気持ちを伝えるのだった。
そこには、穂刈(平田満)と認知症となった妻・冴子(宮崎美子)の存在が大きく影響していた。冴子の老人ホームへの入居が進む中、穂刈は妻と結婚当時に録音した「愛の挨拶」のテープを発見する。旅行する約束も果たせなかった、伝えたいこともいっぱいあった。「いつもありがとう。あの時はごめん。一緒になってよかった。もっと早くに言うべきでした」―― 悔やむ穂刈に初音は、老人ホームでの音楽会にソロとして出演することを提案巣る。初音を中心とした玉響のカルテットからの急遽の変更だ。
「思い出せないことが増えたとしても、私が全部覚えています。心はこれからも一生ずっと一緒です」と挨拶し、穂刈はオーボエを吹き始める。すると記憶を呼び起こしたようにして、冴子は膝の上でピアノを弾く素振りを見せるのだ。それは結婚当初のあの日の姿。優しい眼差しを向ける平田満に、生き生きとした笑顔を見せる宮崎美子の名演が光る。