宮野真守、山里亮太と初めての映画談義に「嬉しかった」 ステージでの共演計画も?
子供の頃、遊びに行ったのは「川越のスケートリンクか映画館」
――今回、宮野さんがセレクトした3本のうちの2本『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』と『SING/シング』は、ご自身が声優として吹替版に参加したものでした。数あるWOWOWのラインナップ作品の中から、山里さんと一緒に語り合いたい作品としてこの2本を選んだ理由について教えてください。
宮野:自分が携わらせていただいている作品だったので思い入れが強く、山ちゃんにも観てほしいなって思ったし、山ちゃんと一緒に語れたら絶対に盛り上がるなと思いました。また、この番組を通して、多くの視聴者の方々に作品を観てもらえたら嬉しいなあという思いがあったので、この2作品を選ばせていただきました。
――『ファンタビ』のニュート・スキャマンダーと『SING/シング』のエディは、それぞれの吹替版の声だけ聞くと全然違うじゃないですか。今回、この2つの役を両方とも宮野さんが演じていることに初めて気付く人もきっと多いのではないかと思います。
宮野:山ちゃんも番組の中で「これもマモちゃんだったんだ!」って言ってくれていましたね。ちゃんとそのキャラクターとして観てもらえていることの表れだと思うので、非常に嬉しいですね。
――今回、それぞれの作品について山里さんと語り合う中で、特に印象に残っていることがあれば教えてください。
宮野:山ちゃんは、番組のMCとしてのスキルがとても高い方なんですけど、そのスキルは知識量が物語っているものだと思うんです。とにかく言葉の引き出しが多いところが、山ちゃんのすごいところで。例えば、僕が「この作品はここがいいです」と紹介した時に、一歩さらに踏み込んで作品のメッセージ性を言葉にして伝えてくれるじゃないですか。それが、まさに僕が伝えたかったことずばりだったりするから、本当に喋りやすくて、何より、自分が伝えたいことに共鳴してもらえる瞬間が何度もあって嬉しかったです。先ほど、山ちゃんが舞台などを観ているというお話をしましたが、なんか腑に落ちたというか、今後、山ちゃんが、もっといろいろお芝居などの話をしていったら面白そうだなと思いました。
――宮野さんは、3本目の作品として、『12人の優しい日本人』をセレクトされていましたね。
宮野:3作品を紹介するということだったので、僕自身、これを機に初めて観る作品を選んでみようと思ったんです。もともと三谷さんの作品は好きなんですけど、お恥ずかしながらこの作品は観たことがなかったので、「あ、これは面白そうだ」と思って選ばせていただきました。観る前に『12人の優しい日本人』について調べていく中で、さらにお恥ずかしながら、今作は『十二人の怒れる男』のオマージュ作品であることを初めて知って、先に『十二人の怒れる男』のほうから鑑賞しました。そしたら、まずこっちに度肝を抜かれて。一つのシチュエーションの中で展開される会話劇なんですけど、派手なことが一つも起きないのに、この先どう展開していくのかすごく惹きつける作りになっていて。そして次に、『12人の優しい日本人』を観たら、これもまあ見事で。オマージュ作品ではありながら、独自の展開があり、また、三谷さんらしいコメディ要素もあって、まさに唯一無二の三谷作品になっていて、とんでもなく感動しました。
――番組の中で、「ミステリーやサスペンスが好き」というお話もありましたが、普段、鑑賞する作品選びについて、何か他の軸などがあれば教えてください。
宮野:大好きなテレビドラマが映画化された作品は、気になりますね。昔から『踊る大捜査線』シリーズが大好きですし、今は、昨年、菅田(将暉)君が主演した月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)の劇場版が楽しみですね。子供の頃、とにかくテレビっ子で、よくテレビドラマを観ていた僕からすると、アニメの劇場版などもそうですけど、映画館は、特別な時に行くものっていう感じだったんですよね。
――番組の中で、「映画は最高の娯楽」というお話もありましたが、宮野さんにとって、映画はずっと特別なものであり続けているんですね。
宮野:埼玉の田舎だと、遊園地に行くのも遠いので、ちょっと出かけて遊びに行くってなったら、川越のスケートリンクか映画館で、それがすごい楽しみだったんですね。ホームラン劇場(現:シアターホームラン)には本当によく行っていて、そこで、『もののけ姫』を3回ぐらい観ました(笑)。
――最後に、この番組の視聴者へのメッセージをお願いします。
宮野:今回、自分が吹き替えを担当している作品も紹介させていただき、改めて、声優・宮野真守を知ってもらえる機会になるのではないかと思います。子役からエンターテインメントの世界に入って31年、声優になって22年が経ち、その経歴の中でいろいろな活動をさせてもらっているので、今回、声優としての宮野真守を面白いなと思ってもらえたら、もっといろいろな吹き替え作品やアニメーション作品を観てほしいなと思います。また、僕が出演している舞台もWOWOWさんで放送されますし、他にも、テレビドラマやバラエティにも出させていただいているので、いろんな角度から宮野を楽しんでもらえたら嬉しいです。
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<3月宮野真守がオススメする3作品>
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
3月3日(金)24:00〜
放送同時配信で観る(トーク付き):https://wod.wowow.co.jp/simulcast/Prime/1-191-16631
『SING/シング』
3月10日(金)24:00〜
放送同時配信で観る(トーク付き):https://wod.wowow.co.jp/simulcast/Prime/1-191-16792
『12人の優しい日本人』
3月17日(金)24:00〜
放送同時配信で観る(トーク付き):https://wod.wowow.co.jp/simulcast/Prime/1-191-16966
<関連番組>
『カチカチ山 いのうえひでのり×宮野真守』
番組サイト:https://www.wowow.co.jp/detail/173283/001
放送同時配信:https://wod.wowow.co.jp/simulcast/Live/1-192-17587