ブレンダン・フレイザーが脅威の大変貌 『ザ・ホエール』予告編&日本版ポスター完成
4月7日に公開されるダーレン・アロノフスキー監督の最新作『ザ・ホエール』の予告編と日本版ポスタービジュアルが公開された。
A24が製作・配給を手がける本作は、映画『π(パイ)』でデビューしたアロノフスキー監督の『マザー!』以来5年ぶりの最新作。アロノフスキー監督が初めて舞台を観た日から構想を続けていたという劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇の映画化企画が、10年余りの時を経て実現。『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・フレイザーを主演に迎え完成した。
主人公は、自宅のソファからほとんど動かず、引きこもり生活を送り続けた結果、重度の肥満症となったチャーリー(ブレンダン・フレイザー)。さらに心不全を患い自身の死期が近いことを悟ったことで、過食の原因ともなった長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。自らが壊してしまった家族、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。
公開された予告編では、タイトルでもある「ホエール(=くじら)」を想起させる海辺のシーンや、なぜこのような風貌になってしまったのかを自ら語る姿、自力で歩行もままならないその生活が映し出されている。娘のエリー(セイディー・シンク)からは、「今頃親ぶるの?」と辛辣な言葉を浴びせられ、拒絶されながらも真正面から向き合おうと試みる。何かをするたびに謝ってばかりいるチャーリーだが、唯一の心を許せる友人のリズ(ホン・チャウ)との親愛に満ちたやりとりも。深い悲しみを抱えながらもユーモアと純粋さを失わない彼の魅力が溢れている。
日本版ポスターには、大きく写されたチャーリーの姿とともに「僕は信じたかった。」というキャッチコピーが添えられている。
■公開情報
『ザ・ホエール』
4月7日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国ロードショー
出演:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン
監督:ダーレン・アロノフスキー
原案・脚本:サム・D・ハンター
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
2022年/アメリカ/英語/117分/カラー/5.1ch/スタンダード/原題:The Whale/字幕翻訳:松浦美奈/PG12
©2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.