西島秀俊&斎藤工、『警視庁アウトサイダー』などで続く共演 特撮主人公を演じた共通点も

西島秀俊&斎藤工、映画・ドラマで共演続く

 架川英児(西島秀俊)を裏切り、“マル暴”から警察署の刑事課に左遷されるトラブルの原因を作った人物の正体が明かされた『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)第4話。そして、どうやらその裏ではもっともっと大きな力が働いていることは間違いなさそうだ。エース刑事・蓮見光輔(濱田岳)が別人になりすましてまで真相を突き止めようとしている、父親の冤罪事件と架川が追う敵の関わりも見えてきた。

 さらに、2人の部下で新人刑事・水木直央(上白石萌歌)の父親で警視庁副総監の有働弘樹(片岡愛之助)から熱烈に支援されており、母・真由(石田ひかり)が大ファンを公言している若手政治家のホープ・小山内雄一(斎藤工)の存在感も増してきている。反社会勢力の撲滅を声高らかに掲げる彼は長野県警の組織対策犯罪課で経験を積んだのち、政界に進出したようで、蓮見が追う事件の真相にも関係がありそうだ。斎藤工演じる小山内が今後どのように彼らとの関わりを強めていくのかがこれからの大きな見どころのひとつになりそうだが、その中でこれまでも共演作が多い西島秀俊と斎藤がコメディタッチな本作でどんな掛け合いを見せてくれるのか非常に楽しみだ。

 映画『シン・ウルトラマン』では、“巨大不明生物”による災害対策を担う「禍威獣特設対策室(禍特対)」の一員を担った2人。斎藤はここで作戦立案担当官であり“ウルトラマンになる男”でもある主人公の神永新二役を、西島は班長の田村君男役を好演し、それぞれの“正義”を問いかけた。

 西島は、中村倫也と共に『仮面ライダーBLACK SUN』(Prime Video)で主演を務めており、特撮作品で主人公役を演じたことも西島と斎藤の共通点と言えるだろう。『仮面ライダーBLACK SUN』はアウトロー映画の鬼才・白石和彌監督が初めて手がけた本格的な特撮作品としても話題になったが、斎藤は白石監督が手がけた映画『麻雀放浪記2020』で主人公の坊や哲役を担っている。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる