『DEVILMAN crybaby』から早5年 その後に生まれた観ておくべき“鉄板”Netflixアニメ5選
動画配信サービスの独占配信アニメが珍しくなくなった昨今。その嚆矢的存在である『DEVILMAN crybaby』がNetflixで全世界配信されたのが2018年1月5日のこと。つまり、つい先日5周年を迎えた。
アニメファンならご存知の通り、その後も多くのNetflix発のアニメが生まれており、2022年には20以上もの新作が配信されたようだ。そこで今回は、この5年で生まれた現在Netflixでのみ観られる作品から“鉄板”な作品を5つピックアップして紹介する。Netflixユーザーはもちろん、まだNetflixを利用していない人も、まずは1カ月登録してチェックしてみてほしい。新たなアニメ体験への扉となるだろう。
『サイバーパンク:エッジランナーズ』
Netflix発のアニメというと、ヤングアダルト〜大人向けでクオリティが高いというイメージが強い人が多いのでは。そんなイメージに沿っていて、今一番勧めたいのが2022年の新作でもとびきりイキのよかった『サイバーパンク:エッジランナーズ』。テクノロジーと人体改造が一般化した巨大都市で、少年・デイヴィッドがアウトローの傭兵“サイバーパンク”として生きていく物語だ。
本作は2020年発売のゲーム『サイバーパンク2077』と世界観を共有する。しかし同ゲームを未プレイでも、本作だけ観ても楽しめる作りになっている(もっとも、両方楽しんだ人からの評判は特に高い)。アニメ制作を『キルラキル』『SSSS.GRIDMAN』『プロメア』で知られるTRIGGERが行っているため、同社の作品としてはややシリアス色が強いが、その映像を楽しむためだけに観ても満足できるはずだ。
『スーパー・クルックス』
『サイバーパンク:エッジランナーズ』よりやや大人向けのヒーローアクションが『スーパー・クルックス』。『キック・アス』のマーク・ミラーによるグラフィックノベルを『僕のヒーローアカデミア』『鋼の錬金術師』で知られるボンズがアニメ化した。
本作の主人公は少年時代に電気を操る能力を獲得し、大人になってもケチな犯罪を繰り返す小悪党のジョニー・ボルト。彼が同じく特殊能力を持つ仲間と共に、スーパーヒーロー蔓延るアメリカで大規模犯罪に挑むというストーリーが、刺激的な映像で紡がれていく。海外のテイストがふんだんに盛り込まれているという点では、今回紹介するなかでもっとも“Netflixらしさ”を感じられるかもしれない……が、まずは兎にも角にもヒロインのケイシーのダンスがたまらないオープニングだけでも観てほしい。
『アグレッシブ烈子』シリーズ
正確にはNetflixが初出ではないが、日本のアニメファンが見やすいという点では『アグレッシブ烈子』も挙げておきたい。サンリオのキャラクターを扱った本作は、Netflixでは2018年4月のシーズン1を皮切りに、現在シーズン4まで配信済み。2023年2月にはシーズン5が配信される人気シリーズだ。
内容は、経理部で働くやや控えめながら普通のOLである烈子(レッサーパンダ)がほかの社員らと関わりながら会社生活を送るコメディ。ストレスがピークに達すると心で、ときにカラオケ店などでデスメタルを歌う烈子を中心に、毎回歌唱シーンがあるのが特徴だ。1エピソード15分ほどということもあり、肩肘張らずに観られる良シリーズとなっている。