シガニー・ウィーバーの子供心がカギ? 『アバター:WoW』14歳の少女役を共演者が絶賛
12月16日に全国公開される『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。14歳の少女キリ役を担当したシガニー・ウィーバーについて共演者たちが語ったコメントが到着した。
本作は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『タイタニック』を上回る全世界歴代興行収入第1位を記録した、ジェームズ・キャメロン監督による『アバター』の13年ぶりの続編。
『エイリアン』シリーズや『ゴーストバスターズ』シリーズなど、1970年代後半よりハリウッドの一線で活躍しているウィーバーは、御年73歳。そんな彼女が本作で演じる役は、なんと14歳の少女キリ。前作で人間からナヴィとして生きることを決意した主人公ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)と、ナヴィの戦士ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)の間にできた家族の一員だ。
前作で人間の科学者グレイス博士を演じていたウィーバーが、なぜ本作でナヴィを演じるのかは未だ謎に包まれているが、キリは、神秘的な惑星パンドラの森や、新たなる舞台となる海で、 雄大な自然と戯れながらイキイキとした表情をみせる。ジェイク家の末っ子で、キリの妹にあたるトゥクを演じたトリニティ・ジョリー・ブリスは、「シガニーを姉と信じるのは難しくなかったです。なぜなら彼女が優れた役者であることはもちろんだけれども、それと同時に子供心を持っているからです。彼女はとても楽しい人で、私たち子役のために、ハロウィン・パーティを主催してくれたのです。それはこれまでの中で最高のパーティでした」と撮影時の秘話を打ち明けながら、ウィーバーには“子供心”があったと明かしている。
現在13歳のブリスとウィーバーの年齢差は60歳。まさに祖母と孫ほども歳の離れた2人が仲の良い姉妹を演じられたのには、二つの理由がある。一つは最新の撮影技術の存在。撮影現場で“ボリューム”と呼ばれていたパフォーマンスキャプチャーが、ウィーバーの容姿を14歳の少女に変えた。そして二つ目は、ブリスも明かしている、ウィーバーが内に秘める“子供心”。ジェイク家の長男ネテヤムを演じたジェームズ・フラッターズは、「パフォーマンスキャプチャーは、本来演技とはどういうものかを思い出させてくれます。それはつまり想像力を働かせるということ。そこにあるものが本物かどうかは関係ない。“ボリューム”での撮影は、素直に信じ、子供もの頃に戻って遊ぶことを教えてくれるのです。そして面白いことに、それを最も上手にやれるのが、シガニーなんです。彼女が僕らを導いてくれました」と撮影時のウィーバーの様子を語っている。
1990年代の20世紀FOXの屋台骨を支え、キャメロンと共に『タイタニック』や『アバター』を世に送り出したプロデューサーのジョン・ランドーは、「シガニーは、14歳の心を自身の中で見出し、役に投影してくれました。それはそれは素晴らしい演技でした」とウィーバーのキリ役に太鼓判を押している。
■公開情報
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
12月16日(金)全国公開
監督:ジェームズ・キャメロン
製作:ジョン・ランドー
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバーほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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