シガニー・ウィーバーも再登場! 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』本予告を解説
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の本予告が、11月2日夜に全世界で同時解禁となりました。特報映像と比べ、ストーリーがわかるようになっています。
今回前提として頭に入れておきたいのは、前作(そして今回)の主人公でもあるジェイクとネイティリは、ナヴィ人の中でも山の種族・オマティカヤ族です。そして今回は海辺の種族メトカイナ族が出てきます。
さらに、ジェイクとネイティリの間には子どもたちがいる(実子と養子がいるらしい)。23秒目あたりでネイティリが妊娠していることがわかります。ポイントとなるのが、31秒目あたりに「父さん、わたしどうかしている」と父ジェイクに打ち明ける娘。キリというキャラだそうですが、このキリがどうやら一種の霊感というか何かスピリチュアルなものを感じている。このキリ役は、前作でグレイス博士を演じたシガニー・ウィーバーなのです! そう、前作で彼女は死んだ。でもその魂はナヴィ族の神で“魂の木”につながっていました。もしかするとそれがキリに憑依(転送)したのかもしれません。
この『アバター』シリーズでは、意識=魂を別の体に移すことが前提になっています。ということは、器=肉体を変えればそのキャラはまた登場できるのです。このグレイス→キリ(シガニー・ウィーバー)に続いてサプライズなのは、1分25秒目あたりに登場する、骸骨を握りつぶす男。この役を演じているのはスティーヴン・ラング! つまり前作の悪役クオリッチ大佐です。クオリッチも前作で死んでいます。しかし、こういう形で蘇り、ジェイクたちへの復讐に燃えているようです。握りつぶしているのは、ジェイクが“捨てた”地球人としての遺体からとったものでしょうか。
この予告から見て取れる物語は、パンドラの資源を狙って地球のRDA社(資源開発公社)がまた侵略を仕掛けてくる。オマティカヤ族の村は燃える。ジェイクたちは海の民メトカイナ族のところに流れ着く。しかし、RDAとの厄介な問題を抱えているジェイクたちはメトカイナ族にとって厄介者でしかない。だから「お前たちの戦いに巻き込むな」的に罵られる。けれど、パンドラ制圧を狙うRDAはどの道メトカイナ族も襲ってくる。こうしてジェイクたちはRDAと戦う、ですかね。