『SPY×FAMILY』“料理”が重要な要素に? 距離を縮めていくアーニャとダミアンにも注目
第17話でもオムライスと思しき「何か」が登場したが、第2クールを観ていていると「料理」がよく出てくる。
第16話では、料理が苦手なヨルが、家族のために料理を教わり、美味しそうに食べるロイドとアーニャの姿を見て涙を流した。そしてEDアニメーションでも料理が登場。3人で協力して作り、色とりどりで美味しそうな料理が食卓の上に並ぶ。
『SPY×FAMILY』で登場する料理は、家族との時間を象徴しているのかもしれない。朝は同じ時間に起床し、寝ぼけ眼で朝食を食べて学校や職場へ向かう。夜はみんなの帰りを待って、一緒に夕食を食べる。何気ない一コマだが、仮初めであるフォージャー家にとっては、“家族”としての大事な時間だ。
フォージャー家だけでなく、ヨルとユーリのブライア兄弟も、食事の時間を大事にしていた。殺しの仕事から帰宅し、疲れていてもヨルはユーリのためにご飯を作った。そしてユーリは(死にかけながらも)美味しそうに平げる。2人の記憶の中にも、“母に作ってもらったシチュー”がある。
(ヨルが生み出す「何か」は除くが)『SPY×FAMILY』の食事のシーンは毎度美味しそうである。それはキャラクターたちが、家族と一緒に、美味しそうに食べているからより一層感じるのかもしれない。
これからますます佳境に入る『SPY×FAMILY』。料理を通して家族はどう描かれていくかにも、注目してみたい。
■放送情報
『SPY×FAMILY』
テレビ東京ほかにて、毎週土曜23:00~23:30放送
原作:遠藤達哉(集英社『少年ジャンプ+』連載)
監督:古橋一浩
出演:江口拓也、種﨑敦美、早見沙織、吉野裕行、甲斐田裕子、山路和弘、小野賢章、藤原夏海、加藤英美里
キャラクターデザイン:嶋田和晃
総作画監督:嶋田和晃、浅野恭司
助監督:片桐崇、高橋謙仁、原田孝宏
色彩設計:橋本賢
美術設定:谷内優穂、杉本智美、金平和茂
美術監督:永井一男、薄井久代
3DCG監督:今垣佳奈
撮影監督:伏原あかね
副撮影監督:佐久間悠也
編集:齋藤朱里
音楽プロデュース:(K)NoW_NAME
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
制作:WIT STUDIO×CloverWorks
©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
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