ナムグン・ミンの目は何を語る? 『わずか1000ウォンの弁護士』の痛快さ

ナムグン・ミンの目は何を語る?

 イ・ドクファをはじめ、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で弁護士役を演じたチェ・デフンが元同僚検事ソ・ミンヒョク役や、先輩検事ナ・イェジン役にコン・ミンジョン(『海街チャチャチャ』)と脇を固める俳優たちがジフンと絡んでいくさま、キム・ジウンがメインどころとしてナムグン・ミンとどう絡んでいくのかがとても楽しみだ。

 序盤の見やすくコミカルな事件解決から、扱う事件がシリアスなものとなり、タイトルになっている『わずか1000ウォンの弁護士』となった理由に至るまでの流れの中、知らず知らずに深みに嵌り抜け出せない。過去回ではジフンが検事として犯人を見極める“目”のナムグン・ミンの演技が圧巻である。地獄からの死者を感じさせる「死神」のような表情にゾクゾクと戦慄させられた。ナムグン・ミンの纏う空気感が序盤と過去では全く違うところが見ものであり、弁護士と検事の両方をコインの表と裏のようなジフンの違いを演じ分けるナムグン・ミンを堪能できるのがたまらない。深い目の奥に、言葉よりも多くの言葉を語らせる。繊細でファンタスティックな演技の神が魅せる目。正義とは何か、高潔さを持っていたジフンが「本当にその人を助けるために」選択していくこと、その目がこれから何を映し、何を語るのか、どんな演技と物語が待ち受けているのかを期待している。

参考

※ https://news.yahoo.co.jp/articles/6a5268fd616e85dee7ee085493d7acadbc1b5a7e

■配信情報
『わずか1000ウォンの弁護士』(全14話)
ディズニープラスにて、毎週金曜・土曜に配信
脚本:チェ・スジン、チェ・チャンファン
演出:キム・ジェヒョン、シン・ジュンフン
出演:ナムグン・ミン、キム・ジウン、パク・ジヌ
(写真はSBS公式サイトより)

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