『競争の番人』寺島しのぶ&小日向文世がクランクアップ 「とっても楽しかったです!」

『競争の番人』寺島、小日向が撮了

 フジテレビ月9ドラマ『競争の番人』に出演している寺島しのぶと小日向文世がクランクアップした。

 坂口健太郎と杏がW主演を務める本作は、4月期月9ドラマ『元彼の遺言状』(宝島社)の原作者である作家・新川帆立が、『小説現代』(講談社)で連載している同名小説を映像化したもの。これまでドラマとして描かれることがなかった「公正取引委員会」が舞台となる。

 坂口演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉と、杏が演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。

 公正取引委員会の第六審査長・本庄聡子役を演じている寺島。最後のシーンを撮り終わると、スタッフから「本庄聡子役、寺島しのぶさんオールアップです!」というかけ声とともに大きな拍手と花束が。月9ドラマへの出演は意外にも今作が初となり、公正取引委員会という今までドラマで描かれてこなかった題材で、ダイロクのボスを演じた寺島は苦労も多かったようで、「役者って本当に難しいなって思いました。セリフに翻弄されちゃって……。こんなに専門用語に翻弄されるのはしばらくなかったので……。皆さんも大変な現場をやりきっていらっしゃると思いますが、最後まで乗り切っていただきたいと思いますし、面白いドラマになることを祈っています。本当にありがとうございました」とコメントし、スタッフ一同から「お疲れさまでした!」と大きな拍手が贈られた。

 そして、第8話から“ダイロク”にとって、そして小勝負にとって最大の敵となり、立ちはだかっている国土交通省の事務次官・藤堂清正を演じている小日向は、物語のクライマックスとなる壮絶なシーンを撮影後にクランクアップを迎えた。小日向は「クランクインして最初のうちはこんなに楽でいいのかな? なんて思っていたんですけど、ここにきてしびれるようなシーンが続いて、とっても楽しかったです! 放送を楽しみにしていますので、がんばってください。ありがとうございました!」とあいさつ。

 小日向が言う「しびれるようなシーン」がどのようなシーンに仕上がったのか。小勝負のため、ダイロクのために藤堂に近づいた本庄は、ナイフで刺され重症を負うも、いまだに藤堂が談合に関与している証拠が見つけられないダイロクの面々。しかし小勝負は「弱くても戦いますよ」と諦める様子はなく、そんな小勝負に藤堂は「弱い者は排除します」と吐き捨てるように言う。

小日向文世
寺島しのぶ

■放送情報
『競争の番人』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、寺島しのぶほか
原作:新川帆立『競争の番人』(講談社)
脚本:丑尾健太郎、神田優、穴吹一朗、蓼内健太
演出:相沢秀幸、森脇智延
プロデュース:野田悠介
制作・著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/
公式Twitter:@kyoso_fujitv
公式Instagram:@kyoso_fujitv

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