Netflix版『バイオハザード』シーズン1で打ち切り ランス・レディックがTwitterでコメント

Netflix版『バイオハザード』打ち切り

 2022年7月14日よりNetflixで配信開始された実写ドラマシリーズ『バイオハザード』が、シーズン1をもって打ち切りとなることが決定。これを受け、アルバート・ウェスカー役のランス・レディックがコメントした。

 人気ゲームシリーズ『バイオハザード』をベースに実写ドラマ化された本作は、同時期に配信開始された大ヒット作『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(シーズン4)の人気が続く中、オープニング週末では、7,270万時間視聴され、2位にランクインするかたちでスタートを切った。しかしその後、2週目は7,330万時間で3位にランクインしたものの、わずか3週目にはトップ10圏外に転落。

 以前から本作に対する期待が高まっていたものの、配信開始からわずか1カ月半ほどで打ち切りが決定してしまった。

 批評家サイト「ロッテン・トマト」では、批評家・視聴者からの評価も厳しく、「映画ファン、ゲームファン、あるいはその両方のファンでも、満足できる人はほとんどいないと思う」「ランス・レディックは良い俳優だけど、この作品では残念だった」など、ネガティブな意見も見られる。

 アルバート・ウェスカー役を演じたレディックは自身のTwitterにて、今回の打ち切り決定についてコメント動画を投稿。

バイオハザード

 「みんさんご存知の通り、『バイオハザード』は打ち切りとなりました。私たちがしてきたことに、理解を示してくださった視聴者の皆さんに感謝しています」と、ファンへの感謝の想いを伝え、製作陣のメアリー・リア・サットンやアンドリュー・ダブらのほか、エラ・バリンスカやシエナ・アグドンをはじめとする共演者らの名前を挙げ、感謝の意を述べつつ、「私たちは全力で働き、最高の時間を過ごし、素晴らしい作品を作りました」と振り返った。

 レディックの投稿に対するコメント欄には、「これ以上見られないのが残念です」「素晴らしい作品で、楽しませてもらいました」「打ち切りは残念ですが、次の出演作を楽しみにしています」など、打ち切りを惜しむ声や、レディックへの励ましの声が多数挙がっている。

 Netflixオリジナルシリーズで、惜しくもシーズン1で打ち切りとなった作品といえば、昨年2021年12月、『カウボーイビバップ』も、配信開始からわずか1カ月も経たないうちに打ち切りが決定したことが記憶に新しい。

 このように、海外ドラマの世界では、期待値が高い作品でも、視聴数(時間)が思うように振るわない作品は、早い段階でバッサリ切られてしまうほどシビアなため、今後も、好成績スタートが切れない作品は、シーズン更新が期待できないかもしれない。

 実写ドラマシリーズ『バイオハザード』はNetflixにて現在配信中。

参考

https://deadline.com/2022/08/resident-evil-series-canceled-netflix-one-season-1235101187/
https://www.rottentomatoes.com/tv/resident_evil/s01

■配信情報
Netflixシリーズ『バイオハザード』
Netflixにて独占配信中
ショーランナー・製作総指揮・脚本:アンドリュー・ダブ
監督・製作総指揮:ブロンウェン・ヒューズ
出演:ランス・レディック、エラ・バリンスカ、タマラ・スマート、アデライン・ルドルフ、シエナ・アグドン、パオラ・ヌニェス
COURTESY OF NETFLIX

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