夏にぴったり! 『海街チャチャチャ』など海を感じる涼しげ韓国ドラマ3選

海を感じる涼しげ韓国ドラマ3選

 とんでもなく気温が高く、夏バテになりつつある8月。外に出ずともリフレッシュするためには、やはり涼しい部屋で爽やかなドラマを観るに限る。そして夏といえば海! キラキラした波音が聞こえる、韓国ドラマに浸りたい。

『海街チャチャチャ』

『海街チャチャチャ』(tvN公式サイトより)

 ソウルで歯科医として働くヘジン(シン・ミナ)は、職場を辞め開業医として新たなスタートを切ることを決意する。そしてその場所として選んだのは、亡き母との思い出が詰まった、港町・コンジンだった。

 はじめは、都会っ子気質のヘジンをコンジンの人々は不思議そうに遠目に見ているだけだったが、ホン班長(キム・ソンホ)と呼ばれる人物によって、ヘジンとコンジンの人々の距離は縮まっていく。そしてその過程で、ヘジンやホン班長それぞれの過去の痛みを知り、二人の距離も近づいていく……。

 「海街」と言っていることからもわかるように、舞台が港町ということで、冒頭から早速爽やかな海風を感じる。漁に出たり、魚を競りに出したり、サーフィンをしたりするホン班長のスキルには脱帽だ。

 ヘジンが初めてホン班長に出会うシーン、ヘジンとホン班長の気持ちが揺れうごいた雨のシーンや、ヘジンが想いを告げるシーン、二人が一緒になろうと決めたシーン、全ての背景には海があった。二人の今は亡き大切な人たちが見守ってくれているかのように。紆余曲折あるものの、登場人物全員が温かく、まるで田舎に帰ってきたような気持ちにさせてくれる作品だ。

『私たちのブルース』

『私たちのブルース』(tvN公式サイトより)

 豪華俳優で贈るオムニバスドラマ。韓国にあるハワイとも言われるチェジュ島を舞台に、それぞれのキャラクター視点で物語は進む。村で商売をするドンソク(イ・ビョンホン)と主婦のソナ(シン・ミナ)や母親との関係、魚屋を営むウニ(イ・ジョンウン)とお金を求める銀行員ハンス(チャ・スンウォン)の関係、新人海女のヨンオク(ハン・ジミン)と船長ジョンジュン(キム・ウビン)の関係が、それぞれクローズアップして描かれている。

 『海街チャチャチャ』と同じように、大切なシーンには必ず海が映っている。しかしもちろん、海が思い出させるのは、良い出来事ばかりではない。ソナとドンソクが、日の出を見るために海辺を歩きながら、海やチェジュ島にはいい思い出がないと話しているのが印象的だ。ドンソクに対し、なんでも悪口を言えることを羨むソナは「クソ野郎」と今までの悩み全てを海に向かって叫んだ。

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