夏にぴったり! 『海街チャチャチャ』など海を感じる涼しげ韓国ドラマ3選
『わかっていても』
『マイネーム』の ハン・ソヒと『恋するアプリ Love Alarm』のソン・ガン主演のドラマ。恋愛は一筋縄ではいかないということに気付かされる、青春ドラマと言っていいだろう。ナビ(ハン・ソヒ)は、恋愛には苦い思い出しかない美大生。ある日、同じ大学のジェオン(ソン・ガン)に出会い、デートを重ねるようになる。思わせぶりなジェオンと恋でもなく、愛もない関係を続けるナビの気持ちに、共感してしまうに違いない。
大学での生活がメインとなっており、当然、青春らしく学園祭や飲み会のシーンもある。一番青春らしさを感じるのは、合宿のシーン。ナビが尊敬する叔母が住む町は海が近く、ナビはそこでしばらく休むことにしていた。そんな時、幼なじみのドヒョク(チェ・ジョンヒョプ)が営む民宿に、大学の友人たちが遊びに来ることになったのだ。
夜、海辺で花火をしているシーンで、ナビの親友ビンナ(ヤン・ヘジ)へ、ギュヒョン(キム・ミングィ)が気持ちを正直に話しており、関係に少し進展がみられる印象的なシーンだ。一方で海に来なかったナビとジェオンの関係は、また同じ曖昧な関係へと戻ってしまう。恋愛は、単純に恋をして愛するというだけではなく、自分の気持ちに正直になる必要がある。しかし、それは大人でもとても難しいことなのだと考えさせられる。
悩み事がある時や、気持ちを落ち着かせたい時、海にやってきて、ぼーっと水平線を眺めるようなシーンが映画やドラマによく登場する。きっと、海には自分の本当の気持ちに気づかせてくれるパワーがあるのではないだろうか。そのおかげで、登場人物たちは本音を打ち明けられているようだ。
■配信情報
Netflixオリジナルシリーズ『海街チャチャチャ』
Netflixにて独占配信中
脚本:シン・ハウン
演出:ユ・ジェウォン
出演者:シン・ミナ、キム・ソンホ
(写真はtvN公式サイトより)