『わかっていても』ソン・ガンや『海街』キム・ソンホに続く? タイプ別に注目俳優紹介

ソン・ガン、キム・ソンホに続く沼俳優

 『わかっていても』(2021年)で注目の的となったソン・ガンや、『海街チャチャチャ』(2021年)のキム・ソンホ。ソン・ガンの演じた“惑わせ系男子”や、キム・ソンホの演じた“頼れる系お兄さん”の沼にハマった方に、同じタイプの役柄別でおすすめしたい現在注目のイケメン俳優を紹介したい。

『わかっていても』ソン・ガンにハマったら

 友達以上恋人未満の男女関係を描いた『わかっていても』。パク・ジェオン(ソン・ガン)とユ・ナビ(ハン・ソヒ)の曖昧な関係に思うことはあっても、ソン・ガンが演じた“非恋愛主義者のパク・ジェオン”というキャラクターは十分に楽しむことができたのではないだろうか。反響があったのは、多くの視聴者もナビのように、ジェオンに惑わされるのも悪くない、ここでは止められない気持ちを体験したことがあるからかもしれない。

『わかっていても』Netflixにて独占配信中

 そんな心を惑わすソン・ガンに続いて注目したいのは、チャン・ギヨン。『九尾の狐とキケンな同居』(2021年)では、身長187cmのモデル出身ならではの着こなし、落ち着いた雰囲気と低いトーンボイスにまず心を掴まれる。999歳の九尾の狐という役柄はファンタジーではあるものの、彼のビジュアルの良さは現実的だ。物語は九尾の狐シン・ウヨ(チャン・ギヨン)が、人間になるために人間の精気を集めてきた狐玉を通りがかりの女子大生イ・ダム(イ・ヘリ)に偶然の事故で飲み込まれてしまい、狐玉を取り出す方法が見つかるまで突然の同居が始まるラブコメディ。もう少し攻めのチャン・ギヨンを楽しみたいなら『恋愛ワードを入力してください〜Search WWW〜』(2019年)の年下彼氏パク・モゴン役は必見。ソン・ヘギョと共演する11月12日スタートのSBS新ドラマ『今、別れの途中です』でも、期待以上に心を惑わせてくれることだろう。

『九尾の狐とキケンな同居』IQIYI INTERNATIONAL SINGAPORE PTE. LTD. All rights reserved

 また、『わかっていても』のパク・ジェオンにハマった方は、ソ・イングクの演じたキム・ムヨンにもハマるかもしれない。『空から降る一億の星』(2018年)のキム・ムヨンは、他人に無関心で本気で誰かを好きになったこともなければ好きになる気もない。なのに、ピンチから救ってくれたり、突然プレゼントをくれて相手をその気にさせる。さらに厄介なのが、彼のミステリアスな雰囲気は妙に色気があるのだ。そんなムヨンに騙されている親友を心配していたのは、明るく真っ直ぐな性格のユ・ジンガン(チョン・ソミン)。ところが、ジンガンとムヨンは過去に同じ傷を抱えていたことがわかり思いを通わせたことで、決してはめてはいけないピースを一つずつ埋めていってしまうサスペンスありのラブロマンス。ムヨンを演じるソ・イングクは、冷たい眼差しなのに目を逸らすことができない演技が印象的。『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた(原題)』(2021年)でも、同情や愛とかいう感情が一切ない自らを“滅亡”と呼ぶ謎の男役だ。しかし、一人の女性と出会ったことで、愛に全く興味がない男たちが不器用ながらにも愛そうとするソ・イングクの演技の振れ幅にまた惹かれてしまうのだ。

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