『魔法のリノベ』吉野北人が間宮祥太朗の恋敵に 波瑠を巡る恋の相関図がますます複雑に

『魔法のリノベ』吉野北人が恋敵に

 まるふく工務店を取り巻く兄弟の三者三様ぶりが描かれた『魔法のリノベ』(カンテレ・フジテレビ系)の第6話。元花組トップスター・真飛聖をゲストに迎え、客の夢のプランをめぐって玄之介(間宮祥太朗)と寅之介(落合モトキ)が対立を見せる。

 寅之介は自身が紹介する不動産物件のリノベーションにまるふく工務店を紹介するなど、器用に立ち回っていた。“マドリスト”と呼ばれるほど間取りに詳しい客・飯星(真飛聖)もまた、寅之介の紹介で玄之介と小梅(波瑠)にリノベーションを依頼することに。だが、玄之介らは厳しい予算の壁にぶち当たるのだった。ここで寅之介が強引に契約に持っていこうとしたために、玄之介と意見が食い違ってしまう。これをきっかけに、話は物件のことだけでなく、家族の問題にまで飛び火する ......。

 寅之介の営業スタイルは、はっきりと客の背中を押し、ビジネスとして会社の利益を優先するものだ。効率よく結果を出し、時には半ば強引に押し切る場合もある。だがその考えは、慎重で気が優しい玄之介とは正反対。飯星への営業の仕方でも衝突する 2人だが、問題の本質は根深く、過去に寅之介が玄之介の妻を奪い駆け落ちしたことに起因していた。寅之介の「強く望んで素早く手を出した人間だけが手に入れられる」という言葉は不動産に向けられたものだが、まさに自身の生き方そのものにも通ずるところがあると見受けられた。そして玄之介がじっくりと相手の答えを待つうちに商機を逃してしまうところも、彼の生き方そのものなのだろう。だが今回に限っては誠意を持って向き合った玄之介が飯星からの信頼を得て、案件も見事獲得。かつては寅之介に強引に妻を奪い取られたが、今の玄之介だったら違っていたのではとさえ思えた。

 兄弟の問題はこれだけではない。これまでまるふく工務店で間取りをデザインし、営業チームを支えてきた三男の竜之介(吉野北人)もまた、今までにない動きを見せた。玄之介によく似た慎重さがありつつも、しっかり者で頼り甲斐のある竜之介。弟らしい可愛らしいルックスに加え、多少のクールさも持ち合わせている。2人の兄とはまた違った魅力を発揮しながら、密かに小梅へと思いを寄せる姿が印象的だった。

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