『純愛ディソナンス』対照的な性格の正樹と慎太郎 真っ直ぐで力強い髙橋優斗の芝居
孤独になった正樹(中島裕翔)の一筋の涙と、新たなはじまりを感じさせる慎太郎(髙橋優斗)の手の温もり。『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)の第6話では、対照的な正樹と慎太郎の存在が際立った。愛菜美(比嘉愛未)から冴(吉川愛)への嫌がらせはエスカレートし、物語はますます混沌としていく。
高校時代、冴が正樹を抱きしめている写真を流出させたのは愛菜美だった。それを知った冴は、愛菜美が画策して陥れようとしていることを正樹に伝えようとする。だが、愛菜美に救ってもらった過去を持つ正樹は「これ以上、妻を悪く言わないでくれ」と冴をそっと突き放すのであった。冴は愛菜美との関係も悪化し、母親が会社に押しかけるなどトラブル続き。全てが思うようにいかず燻っていたところ、慎太郎が心配してアドバイスをくれる。その言葉をきっかけに、冴は再び小説を書き進めて完成させるに至った。そしてそれを正樹に読んでもらいケジメをつけようとするのだが......。
どれだけ不条理に晒されても、心のどこかで誰かを信頼し、期待することがやめられない正樹。斜に構えることで傷つくことを避けてきた正樹だが、愛菜美には救われたという思いを抱えているようだ。しかし、ここでも自分が裏切りにあっていたことを知ってしまう。
ビジネスで正樹を裏切った路加(佐藤隆太)と愛菜美が結託していたことを知り、再び苦しい思いにかられる。冴に電話をするも応じてもらえず、人知れず涙を流すのであった。