『ブラックパンサー』続編にフェーズ6の大発表も サンディエゴ・コミコンレポ【MCU編】

マリア・ヒルがステージに登場! 『シークレット・インベージョン』

ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ『シークレット・インベージョン(原題)』2023年春独占配信開始(予定)(c)2022 Marvel

 フェーズ5のドラマの幕開けは『シークレット・インベージョン』です。原作コミックで言うと、人間に擬態できる変身エイリアン、スクラル人がすでに要人やヒーローになりすまして地球を侵略し始めているというもの。ドラマが原作にどこまで忠実になるかわかりませんが、ケヴィン・ファイギが「今までのMCUにないとてもダークな作品になる」と紹介。たしかにここで上映された初予告編はSFホラーっぽい。誰を信じていいかわからないという怖さです。そしてこれはニック・フューリーとマリア・ヒルが主役の模様。あ、ウォーマシーンことローディも出ます。というわけで、キャストを代表してマリア・ヒル役のコビー・スマルダーズが登場です。「あれ?」と思ったのは、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンは来ませんでした。これってスケジュールの都合か、それともドラマ的に深い意味がある?

これが新キャシー・ラングだ! 『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クワントゥマニア』

 続いてはフェーズ5の、映画としての1作目となる『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クワントゥマニア』です。監督のペイトン・リード、アントマン/スコット役のポール・ラッド、ワスプ/ホープ役のエヴァンジェリン・リリー(髪型が変わりました)、そして今回からラングの娘キャシーを演じるキャスリン・ニュートンが登場! 彼女は映画『名探偵ピカチュウ』やホラー映画『ザ・スイッチ』のヒロインと言えばわかるでしょうか? 僕は彼女のファンなので一番写真を撮ったのですが(笑)。そして本作のヴィラン、征服者カーンを演じるジョナサン・メジャースが登壇! このカーンはドラマ『ロキ』の最後に出てきた“在り続ける者”の変異体です。そして今後のMCUの中でも超重要キャラであることがわかってるだけに会場から大拍手。

 そして映像のお披露目です。どうやら世界を救った英雄としてすっかりセレブ気分になっているスコット。一方、娘のキャッシーはちょっとグレて警察沙汰というところから始まります。そこへ事件が起き、キャシーが量子世界へ引きずり込まれる。スコットとホープとマイケル・ダグラス演じるピム博士、ミシエル・ファイファー演じるジャネットは彼女を助けに量子世界へ。ガーディアンズにおける宇宙、ドクター・ストレンジにおけるマルチバース的な舞台として量子世界での冒険が描かれる。役名不明ですが噂通りビル・マーレイ演じる謎のキャラも登場。どうやらジャネットが量子世界にいた時の知り合い(?)らしい。さらにファン待望のマーベルのスーパーヴィラン、モードックの姿も。そして征服者カーンです! 本作がフェーズ5の始まりということは、なにか今後に繋がる設定やキャラが多数出てくる予感がしますね。ペイトン・リードは3作続投。MCUで同一キャラ映画を3本続けて撮ったのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガンとトムホ版『スパイダーマン』のジョン・ワッツだけです。信頼されているんですね。

WE LOVE ジェームズ・ガン! 新ヴィラン、会場を席巻!

劇場公開作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 3(原題)』2023年5月5日US公開 (c)2022 Marvel

 お次は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第3弾! 監督のジェームズ・ガン、ピーター・クイル役のクリス・プラット、カレン・ギラン(ネビュラ役)、ポム・クレメンティエフ(マンティス役)、ショーン・ガン(クラグリン役)、新キャラ、宇宙犬(!?)コスモを演じるマリア・バカローヴァ、最後にファン待望のアダム・ウォーロックを演じるウィル・ポールターが登場です。ガン監督は10年前、ケヴィン・ファイギ監督に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の監督に抜擢された時の思い出話から始め、そして本作が現状『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の最後の映画になると断言。

 お待ちかねの映像お披露目です。なんとガモーラはラヴェジャーズ(だと思います)を率いており、このガモーラとピーター・クイルが恋に落ちるかがポイント。そしてグルートは成長! すごい戦士に。ウィル・ポールターのアダムも似合ってます。全般的にギャグとアクションのバランスが絶妙で期待通りなのですが、はたと気づく。ロケットが出てこない。そして! 可愛いアライグマの子がなんらかの実験をされるシーンが! そう、ロケットの誕生秘話が本作の大きなテーマらしいのです。そしてピーターの号泣シーンがありました。また誰かが死ぬ? まさか!? 予告の熱気が冷めやらぬ中、なんと会場に紫ベースの怪人(サノスではない)が登場!

 観客をいじりながらいきなりステージに上がってきました。ガン監督いわく、これが本作のヴィラン、ハイ・エボリューショナリーだと説明。ただキャラの紹介だけで誰が演じるかは教えてくれませんでした。コミックでのハイ・エボリューショナリーというキャラは大雑把にいうと、いろいろ進化させるのが好きな人です。だからロケット誕生と関わる? と気になることいっぱいでした。なお翌日の展示エリアのブースではハイ・エボリューショナリーのコスチュームが展示。このキャラもMCUとして推しの模様。

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