『ブラックパンサー』続編にフェーズ6の大発表も サンディエゴ・コミコンレポ【MCU編】
こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!
先週は「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル2022」(以下、コミコン)に参加しました! アメコミ映画周りの大きな発表あり! その熱狂の様子をDC編とマーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)編に分けてお伝えします。今回はMCU編です。
MCUのパネル(プレゼンテーション)は7月24日の17時からホールHで行われました。僕はこのパネルに入るため23日の午前0時から並んでいましたから、41時間経っていよいよMCUに突入です! 5分前くらいから会場内で「マーベル! マーベル!」とマーベルコールが湧き起こり、ロックコンサートみたいでした!
このパネルでわかったこと
さて、このパネルの内容はすでに多くのメディアで報じられているので、ここでは僕が現場で感じたことをお伝えしましょう。ただ、一応整理しておくと、
*MCUのフェーズ4の締めは『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
*MCUのフェーズ5の始まりは『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クワントゥマニア(原題)』
*MCUのフェーズ5の締めは『サンダーボルツ(原題)』
*そしてまだ他の作品も準備中だがMCUのフェーズ6には『ファンタスティック・フォー』と2本のアベンジャーズ映画が決まっている。
*フェーズ1〜3は“インフィニティ・サーガ”とくくったが、フェーズ4〜6は“マルチバース・サーガ”と呼称する。
*ラインナップは以下。
【フェーズ4】
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』ディズニープラスで8月17日日米同時配信
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』11月11日日米同時公開
【フェーズ5】
『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クワントゥマニア(原題)』2023年2月17日US公開
『シークレット・インベージョン(原題)』ディズニープラスで2023年春独占配信開始(予定)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』2023年5月5日US公開
『エコー(原題)』ディズニープラスで2023年夏独占配信開始(予定)
『ロキ』シーズン2 ディズニープラスで2023年夏独占配信開始(予定)
『ブレイド(原題)』2023年11月3日US公開
『アイアンハート(原題)』ディズニープラスで2023年秋独占配信開始(予定)
『アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題)』 ディズニープラスで2023年冬独占配信開始(予定)
『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)』ディズニープラスで2024年春独占配信開始(予定)
『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題)』2024年5月3日US公開
『サンダーボルツ(原題)』2024年7月26日US公開
【フェーズ6】
『ファンタスティック・フォー(原題)』2024年11月8日US公開
『アベンジャーズ :カーン・ダイナスティ(原題)』2025年5月2日US公開
『アベンジャーズ :シークレット・ウォーズ(原題)』2025年11月7日US公開
ケヴィン・ファイギはMCUのタイムキーパー!
MCUのパネルは、マーベル・スタジオの社長でMCUの仕掛人プロデューサーであるケヴィン・ファイギのMCで進行します。彼がMCU全体の大きな考え方・スケジュールを話してから、各作品ごとの監督・出演者を順繰りに呼んで紹介。軽くトークした後、見せられるフッテージがあれば見せる、という構成で順序良く回していきます。
今回まず掴みの映像が流れます。前半はフェーズ3の名シーン、後半はフェーズ4でデビューしたヒーロー、キャラたちの紹介。フェーズ4からディズニープラスのドラマも含むのでムーンナイトやミズ・マーベルも登場。キーワードとして“TOGETHER”(一緒に行こう)という言葉が強調される。これはマーベルとファンの“TOGETHER”、フェーズ4でデビューした新ヒーローたちと今までのヒーローたちの“TOGETHER”をかけているのでしょう。個人的に嬉しかったのは『エターナルズ』の映像が流れた時に大きな拍手があったこと。MCUの中では評価がわかれてますが、僕は大好きなんです。なので好きな人が多いのが分かって安心しました。もっとも、スターフォックスのシーンはもっと大歓声でしたが(笑)
この映像だけですでに胸が熱いんですが、ここに『ロキ』でブレイクしたミス・ミニッツが画面に登場。“MCUの真のタイムキーパー、ケヴィン・ファイギを呼びましょう”とナイスな前フリ! ケヴィン・ファイギが登場です。大歓声でした。ケヴィン・ファイギという人は、いまやスタン・リーぐらいのポジションになったのではと思います。
『デアデビル』のアナウンスが一番盛り上がった?
というわけで、ケヴィン・ファイギがまず概要を話しました。内容は前述の通りですがスッキリしたのはフェーズ4と5の切れ目が今一つわからなったので、『ブラックパンサー』続編と『アントマン&ワスプ』続編が境目ということでクリア。そしてフェーズ5の締めがロゴと一緒に『サンダーボルツ』と大発表されると会場の興奮は最高! のハズだったのですが、その後フェーズ6や“マルチバース・サーガ”という大発表が続くから皆騒ぎまくりです(一応会場内はマスク着用だし、3回ワクチンを受けているかPCR陰性の人でないと入場できない)。
どれもエキサイティングだったんですが、ケヴィン・ファイギが『デアデビル:ボーン・アゲイン』は18エピソードあるよと言った時が一番会場が盛り上がった気がしました。18話ってディズニープラスのMCUドラマとして異例の多さだし、Netflix版に近いものになるという期待を皆がしたんでしょうね。そして、ここから各作品の具体的な紹介です。
フェーズ4のドラマの締めは『シー・ハルク:ザ・アトーニー』
まずは『シー・ハルク:ザ・アトーニー』のキャスト&スタッフが集結。今回、会場外のMCUの垂れ幕広告はすべて『シー・ハルク:ザ・アトーニー』だったので、MCUの直近の推しです。
シー・ハルクのヴィラン、ティターニアを演じるジャミーラ・ジャミル(ドラマ『グッド・プレイス』のタハニ役が有名)も登壇。彼女は本当に背が高くて素敵でした。そして予告編上映。ウォンの登場で大拍手。いま最も人気あるMCUキャラの一人かも。またこの予告でシー・ハルクがデッドプールと同じ“第4の壁”を超えることが示唆され、ここでも会場が沸きました。しかし、最後の最後でデアデビルの登場がわかった時は大歓声。先のフェーズ5の時の発表もそうですが、チャーリー・コックス演じるデアデビルのMCU登場はファンにとって嬉しすぎることなんですよね。