鈴代紗弓、『シャインポスト』青天国春役で輝く StudyやTiNgSのライブが糧に
アニメ『シャインポスト』で、解散を回避するために奮闘する崖っぷちアイドルユニット“TiNgS”のメンバー青天国春(なばためはる)を鈴代紗弓が好演。春アニメでも、『薔薇王の葬列』のアン、『魔法使い黎明期』のホルト、『くノ一ツバキの胸の内』のアサガオなど数多くの作品に出演しており、勢いが止まらない。
鈴代は、日本ナレーション演技研究所を経てアーツビジョンに所属し、2017年に声優として初めてテレビアニメの作品に出演。デビュー2年目で『ハイスコアガール』のヒロイン・大野晶役を射止め、その翌年の2019年には『荒野のコトブキ飛行隊』の主人公・キリエを演じ、第14回声優アワードで新人賞を受賞。Twitterでコメントした「まだまだ未熟者ですが、自分らしく楽しむことを忘れずに、感謝してより一層精進して参ります」との言葉に、同期や共演者から多くの祝福リプライと“いいね”が集まった。(※1)彼女の演技力の高さは誰もが認めるところだが、養成所時代はテンプレート的な芝居しかできなかったそう。彼女がパーソナリティを務めるネットラジオ番組『はーい! 鈴代です! 今行きまーす!』(文化放送)で、当時養成所で講師を務めていた福島潤をゲストに迎えた、福島の教えがあったことで殻を一個破ることができたことを明かしている。(※2)
『第十四回 声優アワード』にて、新人女優賞をいただきました。心から感謝の気持ちで一杯です…!本当に有難うございます。まだまだ未熟者ですが、自分らしく楽しむことを忘れずに、感謝してより一層精進して参りますので、今後とも鈴代紗弓を宜しくお願い致します!!! #声優アワード pic.twitter.com/Z94etpvghA
— 鈴代 紗弓 (@s_suzushiro) March 7, 2020
また、『薔薇王の葬列』では、運命に翻弄され続けるウォリック伯爵の長女・アンを演じた。同役を演じるにあたって、鈴代は公式サイトで「圧倒的に美しい絵と、優しくも残酷で哀しくも美しい台詞の数々が非常に印象的で、今まで感じたことのない気持ちが溢れました。アニメ化にあたりアン役として作品に携わらせていただけること、大変嬉しく光栄に思います」とコメント。(※3)その言葉の端々からは、新たな役柄に挑戦することへの、緊張と高揚を感じさせる。
また、『魔法使い黎明期』では、時折フラッシュバックするトラウマに耐えながら仲間たちを鼓舞する、健気でピュアなキャラクターのホルト役を務め、けれん味のない、まっすぐで自然体の演技に好感が集まった。同作で共演したセービル役の梅田修一郎は、インタビューで「ホルトのひと言めを聞いたときに『うわ、ホルトだ!』って思いました。本来の性格からにじみ出る部分も、すごく感じるお芝居と声なんですよね。一度聞いたらホルトだと印象付くものだなって、隣で演じながら思っていました」と、鈴代が演じるホルトを高評価している。(※4)