『還魂』早くもチョン・ソミンに芽生えた師弟愛 衝撃の事実にイ・ジェウクが無気力に

『還魂』早くも芽生えた師弟愛

 しかし現実はそうはいかない。ウクが気門を塞がれた理由は、先王コ・ソン(パク・ビョンウン)の子であるからだと明かされる。つまりウクが正式な後継者だと世に知られれば、王室はウクの命を狙いかねない。“普通の人として生きなければならない”のは、ウクが生きるためだったのである。

 松林の総帥パク・ジン(ユ・ジュンサン)は全てを知っていた。剣を抜いてもまだ術を自制できないウクを密室に閉じ込め、ガンの子ではないと告げたのも、ウクを大事に思うがゆえ。しかし剣を抜くことでガンの息子だと証明するためにここまで来たウクにとって、これ以上の絶望はないだろう。目的を失ったウクは無気力になってしまったのだ。

 そんな弟子を奮い立たせるのが師匠の役目。世子に剣を向けたのは正当だったと証明するために、もう一度対決することに。負ければ天府官の官主の後継者の座を剥奪するとの条件つきだ。ナクスが修行を積んだ地にウクを連れ出し、対決を前にようやく本格的な修行が始まる。

 第4話で新しく登場するのは、術法の達人イ・チョル(イム・チョルス)。チン家に伝わる鬼狗を連れ出し、還魂人を探し出すようだ。恐らく水を火に、火を石に変える神の境地である“換水”を操れるもう一人の人物がチョルではないだろうか。だとすれば、ムドクらの味方か敵になるかは大きく関係してくる。ムドクについてはまだ触れられていないが、ヨムから「見たことのある耳だ」と言われていた。もしかしたら松林と関係のあった者なのかもしれない。関係性に注目しながら追っていきたい。

■配信情報
『還魂』
Netflixにて独占配信中
(写真はtvN公式サイトより)

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