『ちむどんどん』暢子と賢秀の背中を押す賢三の言葉 賢三がいてくれたらという声も
6月9日に放送された『ちむどんどん』(NHK総合)第44話では、おでん屋の立て直しに苦戦する暢子(黒島結菜)が、賢秀(竜星涼)との会話から子どもの頃の出来事を思い出し、ようやく突破口を見つける。SNSでは亡き父・賢三(大森南朋)を懐かしむ声が上がった。
「房子さんと出会ったから今日まで生きられたんだ」
房子とヨシが闇市で出会ったときのことを教えてもらいました。#ちむどんどん #朝ドラ#桜井ユキ #稲村梓 #番家一路 pic.twitter.com/Lh0Kh9k6qC
— 連続テレビ小説「ちむどんどん」 (@asadora_nhk) June 8, 2022
暢子は、和彦(宮沢氷魚)から「もっとありきたりな、ホッと心が安らぐ、染みるような味のおでんを」「もっと地味で、新鮮味はなくても、大切なことがきっとあるはずだよ」といったアドバイスをされても反発するだけで、三郎(片岡鶴太郎)からの「入り口に戻るしかない」というヒントにも、いまひとつピンと来ていないようだった。しかし、賢秀と話すうちに、子どもの頃に賢三から教わった「足てびち」の作り方を思い出し、「基本の出汁は当たり前で地味だけど、それが一番大事」という賢三の言葉から、おでん作りにもそれが当てはまることに気づく。SNSには「お父ちゃんがめちゃくちゃ大切なことを教えてくれてたんだ」「お父ちゃんの味で逆転だ!」という感想が見受けられた。
ケンカの仲裁に入った優子に、けがをさせてしまった賢秀。
「ケンカしても仲直りできるのが家族。この先なにがあっても、みんなお前の家族」#ちむどんどん #朝ドラ#大森南朋 #浅川大治 pic.twitter.com/r9tjhsXdVX
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一方、賢秀はまたしても我那覇(田久保宗稔)に騙されて金を奪われ、頭を抱える。「もう家族やめる。縁を切ってもらう。オレは疫病神。家族の邪魔者さ」と言う賢秀に、暢子は子どもの頃の思い出を語り、賢三が「邪魔者とかはいない。ケンカしても仲直りできるのが家族。この先、何があってもみんなお前の家族」と諭した話をする。SNSでは「お父ちゃんが生きていたら、ニーニーも暢子も今とは違うふうに育ったのかな……」「やっぱりお父ちゃんには生きていてほしかった」と、賢三の不在を悲しむ声が上がった。賢三の想いは、きっと暢子と賢秀に届くと信じたい。
■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00~8:15、(再放送)12:45~13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30~7:45、(再放送)11:00 ~11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK