『マイファミリー』藤間爽子、鈴間が“怪しまれないように”気をつけたこと

藤間爽子、『マイファミリー』鈴間役に反響

第6話以降は、肩の荷が降りた?

――誘拐事件に関わっていることが判明して、周囲からの反響もすごかったのでは?

藤間:第6話の放送時間はちょうど撮影をしていて、終わって戻ってきたら携帯に「お前だったのかー!」と、友達からものすごい数の連絡が来ていました(笑)。前半はなかなか登場してこない役だったので、「いつ出てくるの?」とか「どういう役どころなの?」と聞かれても答えづらかったんです。ここからまた二転三転していきますけど、それまでみんなを騙しているような感じだったので(笑)、ちょっと肩の荷が降りたような気がしました。

――わかる気がします(笑)。藤間さんは、ふだんからどのようなことを心がけて現場にいらっしゃいますか?

藤間:なるべく自然体でいるようにしています。ただ、私ではなく他の方に監督が何かを言っている場面を見かけたときには、ちょっと盗み聞きをして(笑)、「こういうふうにやるんだな」とか思いながら見るようにしています。

――この現場は、刺激になることが多そうですね。

藤間:映像の現場は、舞台と比べて稽古をしたり、試したりすることがそんなにできないというか。ロケの場所や状況に合わせて、監督からの「こうしてほしい」に柔軟に対応する力が求められているような気がしています。瞬発力が大切だなと感じているので、役者のみなさんがどう応えて、どう表現するのかを近くで見られることがすごく刺激的です。それに、プロフェッショナルな方たちが集まって「この作品を良くしていこう」としているのはもちろんのこと、スタッフさんがすごく温かい現場を作ってくださるんです。飯田(和孝)プロデューサーがいつも割本(撮影用の台本)にコメントを書いてくれているので、それを読んでちょっと心が和んだり、寒い日にお味噌汁の差し入れがあったり、緊張してる私に「この前の反響はどうだったの?」と声をかけてくださるカメラマンさんがいたり。現場の雰囲気を良くしようとしてくださるみなさんの優しさに、「ファミリーが一丸となって作品を作り上げているんだな」と感じていますし、本当に出演させていただいてありがとうございます、という気持ちです。

――最後に、日本舞踊家としてもご活躍されている藤間さんが、今作を通じてあらためて感じた俳優の面白さについて聞かせてください。

藤間:最初は本でいただいて、文字だったものが役者によって立体的になって、それがどんどん膨らんでいく。演じていく上でも、作品を作っていく上でも、可能性が無限大に広がっていくところが、とても面白いなと思っています。

■放送情報
日曜劇場『マイファミリー』
TBS系にて、毎週日曜21:00~21:54放送
出演:二宮和也、多部未華子、賀来賢人、高橋メアリージュン、大友康平、神野三鈴、迫田孝也、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、山田キヌヲ、 渡辺邦斗、藤間爽子、大島美優、凛美、山崎莉里那、松本幸四郎、富澤たけし(サンドウィッチマン)、蓮佛美沙子、森脇英理子、珠城りょう、濱田岳、玉木宏
脚本:黒岩勉
演出:平野俊一
主題歌:Uru 「それを愛と呼ぶなら」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
プロデューサー:飯田和孝、渡辺良介(大映テレビ)
スーパーバイジングプロデューサー:那須田淳
協力プロデューサー:大形美佑葵
製作著作:TBS
(c)TBS

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる