ジョニー・デップの元恋人も証言予定? アンバー・ハードとの裁判に著名人も反応

ジョニー・デップ×アンバー・ハード裁判進展

 4月11日(米現地時間)より始まったジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判が、1週間の休廷を挟み、5月16日(米現地時間)より再開される。

 ハードが家庭内暴力の犠牲者だったことを米Washington Postに寄稿したことに端を発する今回の裁判では、デップによる家庭内暴力を主張するハード側の証言に対し、デップ側は「デップこそが真の被害者である」と主張し、両者から数々の証言が飛び出していた(参考:ジョニー・デップとアンバー・ハードの裁判のハイライトを解説 3週間経過も水掛け論に?)。

 このような状況の中、ハードの広報担当者は今後の裁判の展開について、「デップの弁護士は、(今後も)被害者を激しく批判するでしょう。“崖っぷち”状態であることは間違いなく、また、デップ側に圧倒的な証拠、つまり真実はないのです」と述べている。

 また、再開される裁判では、ハード側の証人として、デップの元恋人でもあるエレン・バーキンと、ハードの妹ホイットニー・ヘンリケスが証言する予定であり、バーキンはビデオを通して、ヘンリケスは出廷して証言を行うそう。

 バーキンとデップは、かつて『ラスベガスをやっつけろ』(1998年)で共演した頃に交際しており、バーキンは以前、交際中にデップから虐待を受けたと主張し、2020年にデップが英The Sunを相手取って名誉毀損訴訟を起こした際には、「ホテルの部屋でワインボトルを投げられた」と証言していた。これに対しデップは「真実ではない」と答え、「彼女(バーキン)は私と真剣な関係をもちたかったのに、私はそれを望まなかった。それ以来彼女は非常に腹を立てている」と、バーキンは自分に恨みをもっていると述べていた。

 また、今回の裁判でも既に名前が挙がっているヘンリケスは、同じく2020年の名誉毀損訴訟の際に証言しており、「彼(デップ)は、姉(ハード)を殴ったことを認めながらも、『彼女が先に殴った』と主張し、正当化しようとしていました」と主張していた。

 本裁判に対する世間から関心は、日を追うごとに高まっており、SNS上では、「#JusticeForJohnnyDepp(ジョニー・デップに正義を)」、「#JusticeForAmberHeard(アンバー・ハードに正義を)」など、両者それぞれを支持するハッシュタグが飛び交っている。

 また、ハリウッドの著名人らも本裁判についてそれぞれの反応をみせており(※1)、『ウォーキング・デッド』のアンドレア役で知られるローリー・ホールデンは、自身のTwitterで「真実は今に明らかとなり、そこには正義がある」と、ハッシュタグ「#JusticeForJohhnyDepp」とともにコメントし、元ビートルズのポール・マッカートニーは、先日シアトルで開催されたコンサートで、「My Valentine」を演奏中、ビッグスクリーンにデップのミュージックビデオを流し、具体的なコメントはないものの「友情」を示した。

 一方、ラジオパーソナリティのハワード・スターンは、デップが裁判をテレビ中継することに対し「ナルシスト」であると批判し、コメディアンのキャシー・グリフィンは、ハードが裁判を前に支援者に対する感謝声明を発表した際、「あなたのことを想い、愛を送ります」とエールを送った。

参照

※1. https://www.indy100.com/celebrities/amber-heard-johnny-depp-libel
https://deadline.com/2022/05/johnny-depp-trial-ugly-amber-heard-cross-examination-1235024168/
https://nypost.com/2022/05/12/johnny-depp-ellen-barkin-to-testify-in-amber-heard-trial/
https://www.sportskeeda.com/pop-culture/who-whitney-henriquez-all-amber-heard-s-sister-set-testify-johnny-depp
https://www.indy100.com/celebrities/amber-heard-johnny-depp-libel

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