『ユーチューバーに娘はやらん!』最終回でどんでん返し!? 佐々木希が新たな道を歩み出す

『ようつべ娘』最終回でどんでん返し

「お2人とは一緒になれません」

 登録者数100万人越えの人気ユーチューバー・TAKTAK(戸塚純貴)とテレビ局員・榎本信(金子ノブアキ)の2人を抱きしめ、2人同時にお別れを告げた平千紗(佐々木希)。

 『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)最終話は、ある意味視聴者も、そしてTAKTAKもどこかで予想していた通りの展開を迎えた。

 しかし、そこからのどんでん返し。あの衝撃の“ソロ披露宴”から3カ月後、千紗が父・総一郎(遠藤憲一)と歩いたバージンロードの先に待ち受けていたのは、まさかの幼なじみ・佐藤(栗山英宜)。灯台下暗し、収まりの良いところに収まったとも言える。「大人なんだから、背伸びするな」という総一郎の助言にも適っている。ストーリー上は“どんでん返し”だが、アラサー女性界隈の決断としては納得のどこか既視感のあるものでもある。

 でも、ソロ披露宴も、全くタイプの異なり住む世界の違うTAKTAKと榎本という2人の男との出会いも、どちらもなければ、辿り着けなかった境地、選べなかった選択肢とも言える。

 32歳の千紗がこの決断に至るまでの紆余曲折は本当にリアルだった。親が弱っているのを見て、急に弱気になったり、自分で家族を作らない限り、順番通りにいけば家族は減っていくばかりだということにはたと気がついたり。そこで自然と「なってみよっか? 家族」という言葉が出てくる佐藤とは、自分の日常生活の延長上に“結婚生活”を自然に想像しやすかったのだろう。

 「ふさわしい人になろうって頑張っちゃうんです。それ私じゃないんです」と千紗がTAKTAKと榎本にこぼした言葉も、婚活疲れ女子からよく聞かれる言葉のように思える。打って変わって「はぁ〜人間に疲れました」と素直に漏らした千紗にせがまれ、肩揉みをする佐藤とのやり取りや、そこに終始流れる空気感がいつもの光景のはずなのに、とっておきなスペシャルなものに見えてくるから不思議だ。

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