細田佳央太が“冴えない男子”役を熱演 『もしイケ』で秋元康が問う“イケメン”の定義

細田佳央太、『もしイケ』で見せる熱演

 ちなみに、主演を務める細田佳央太は、意外にも本作がドラマ初主演。発達障害を抱えながら、東大を目指す難役に挑んだ『ドラゴン桜』(TBS系)や、盲学校に通う全盲の生徒・青野を演じた『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ系)など数々の話題作で存在感を発揮してきた。細田の芝居は、「もっと観たい」と思わせる力がある。彼が演じることで、その役が本当に存在するかのような不思議な感覚に陥るのだ。

 『もしイケ』でも、どのような表現を見せてくれるか楽しみだった。きっと、細田なら、イケメンに振ることもできるはずだ。しかし、笑い方ひとつ取っても、しっかり冴えない男子になりきっていた。彼が持つ天性の愛らしさも、龍馬というキャラクターに生かされているように思う。

 また、本作の面白さのひとつに、女子生徒が存在することがある。彼女たちは、“好き”に正直だ。イケメンがいたら、「かっこいい!」と素直に黄色い声援を飛ばす。たとえイケメンが好きだとしても、「イケメン最高!」とは言いづらいと感じている人も多いのではないだろうか。「外見よりも、中身の方が大事」と答えるのがいい子とされがちな世の中で、“好き”に忠実に生きている彼女たちが、まぶしく見える瞬間がある。

 もちろん、外見が良ければすべてがOKなわけではない。だが、『もしイケ』を観ている間は、イケメンたちの美しさに癒されてみてもいいのではないだろうか。タイプが異なるイケメンが30人以上揃っているため、あなたの“推し”もきっと見つかるはずだ。

 早速、ドラマ公式サイトでは、「美南学園イケメン選抜ランキングバトル」が開催されている。第1話で発表された選抜候補者20人のなかから、“推し”を決めて投票していくようだ。ドラマの枠を超えたバトルが、始まろうとしている。

■放送情報
土曜ナイトドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』
テレビ朝日系にて、毎週土曜23:00〜23:30放送
出演:細田佳央太、宮世琉弥、藤原大祐、水沢林太郎、内藤秀一郎、藤枝喜輝、遠藤さくら、速水もこみち、秋山菜津子、皆川猿時
企画・原作:秋元康
ゼネラルプロデューサー: 三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:高崎壮太(テレビ朝日)、中沢晋(オフィスクレッシェンド)
演出:唐木希浩、後藤庸介、二宮崇
脚本:服部隆、遠山絵梨香
(c)テレビ朝日
公式Instagram:https://www.instagram.com/moshiike_ex/
公式Twitter:https://twitter.com/moshiike_ex

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