『ドラゴン桜』に続き『恋です!』でも難役に挑戦 細田佳央太、若手俳優の注目株に

細田佳央太が引っ張りだこなワケ

 2021年4月期に放送された日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系)は徐々にキャストを発表する方式をとり、「#ドラゴン桜予想」は瞬く間にトレンド入りし、放送前から注目が集まった。そのまま視聴率も全話二桁を記録し、大ヒットドラマに。個性豊かな東大専科の生徒たちの中でも発達障害でありながら、東大合格を目指す原健太役を見事に演じきった細田佳央太が脚光を浴びている。

 細田は、映画『もういちど家族落語』で俳優デビュー。その後、数多くの役をオーディションで勝ち取っている実力派俳優である。2019年公開の映画『町田くんの世界』では、豪華キャストが集結する中、1000人以上の規模のオーディションを行い、関水渚と共に、ほぼ演技経験のない2人をダブル主演としたことで話題となった。細田は、運動も勉強もできないが、人が大好きな純粋すぎる主人公、町田一を演じた。「恋」という感情を知らない町田くんの純粋さは、「俳優」としての経験が浅い、しかし、周りの豪華キャストによって良さが引き出された細田に重なるものを感じる。また、北島直明プロデューサーは「細田佳央太という役者は一生懸命になるとブレーキが効かない。意識を失って倒れるまでの芝居にのめり込む役者は初めて」と称賛した(参考:TALK SHOW REPORT|映画『町田くんの世界』オフィシャルサイト)。

『町田くんの世界』(c)安藤ゆき/集英社 (c)2019 映画「町田くんの世界」製作委員会

 それに続き『ドラゴン桜』でも同規模のオーディションで発達障害の原健太役に抜擢された。本人は発達障害の役をやると知らされておらず、オーディションの台本を吃音でやってみてとプロデューサーに言われて挑戦した結果、健太役での出演が決まったという。この作品では、2~3週間で13キロの増量、坊主という自身初の外見を大幅に変える役作りを行い、吃音で長台詞が多い役を見事に演じ切った。ただ、虫好きな役柄でありながら、自身は虫を触ることは出来ないという細田。現場で健太になりきることで乗り切ったという役者らしさが現れた。

『子供はわかってあげない』(c)2020「子供はわかってあげない」製作委員会(c)田島列島/講談社

 2021年8月に公開された映画『子供はわかってあげない』もオーディションで出演が決まった映画だ。上白石萌歌演じる主人公、朔田美波のアニヲタ仲間のもじくん役で出演し、無理に原作に寄せすぎず、生き生きと青春を謳歌する高校生を演じた。この作品では、撮影前から書道を学び、文字を書きながらの演技という細田にとって新たな挑戦もあった。本作の公開記念舞台挨拶で上白石萌歌は「美波を引き出してくれたのは、もじくんの懐の深さ。もじくんは佳央太くんしかいない」(参考:上白石萌歌 映画『子供はわかってあげない』公開記念舞台挨拶に登壇!|東宝芸能)と細田への感謝を述べた。



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