『鬼滅の刃』遊郭編、白熱する勝負の行方は? 堕姫役の沢城みゆきが放つ美しさと恐ろしさ

 『鬼滅の刃』遊郭編(フジテレビ)第6話「重なる記憶」では、炭治郎と堕姫の戦闘の様子がさらに白熱していく。堕姫は地下に隠していた自身の帯を回収し、より禍々しい鬼の姿へと変貌を遂げ、威力を増した破壊力を見せつけていく。一方、炭治郎は「ヒノカミ神楽 灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)」で堕姫に応戦するものの、人間の体力や回復力の限界を知る。果たして、両者の勝負の行方は……?

『鬼滅の刃』公式サイトより

 第6話の見どころのひとつは、堕姫の変貌である。鬼殺隊柱の宇髄天元に敗れた自身の帯を地下から回収した堕姫は、髪全体が白く煌めき、より禍々しい鬼へと変化を遂げる。柱が遊郭に来ていることを知ると恐ろしい声色と表情で喜んでいた。

 帯によって力を増した堕姫の威力は凄まじい。たった一撃で街全体を斬り、建物を崩壊させ多くの死者を出したのだ。一瞬で街中の人々が恐怖に苛まれる。

 そして堕姫は「血鬼術 八重帯斬り」を披露。帯が四方八方に広がり、画面全体がクロスした帯に覆われ、籠の中に閉じ込められている感覚に陥る。その帯が炭治郎の方向へするすると伸びていく様子に脅威を感じた。

 そんな堕姫に怯むことなく応戦していく炭治郎の様子がたくましかった。「ヒノカミ神楽 灼骨炎陽」を使い、禍々しい帯を切り刻んでいく。

 巻きつこうとする帯に対抗する炭治郎の素早さを火花が飛び散る斬撃エフェクトで表現している様子は、炭治郎の力強さの象徴だ。

 堕姫の恐ろしさをより引き立てているのは、艶やかな沢城みゆきの声である。沢城みゆきは、『ルパン三世』の峰不二子役(3代目)、『HUNTER × HUNTER』のクラピカ役、『Fate/Apocrypha』のモードレッド役などを演じている。また、ナレーションとして『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)や『報道ステーション』(テレビ朝日系)でも活躍中だ。

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