『じゃない方の彼女』引き返せない雅也 山下美月と小西真奈美ら対面でどうなる!?

『じゃない方の彼女』もう引き返せない雅也

(はぁ……雅也ってやつは……)

 思わずため息が溢れてしまうほどに大学の准教授・雅也(濱田岳)の煮え切らなさ、優柔不断ぶりが炸裂の『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)第7話。

 片桐(山崎樹範)に「不倫ってのは一度目はノーカウントだ。大事なのは二度目があったかどうかだ。引き返すなら今のうちだぞ」と言われるも、全く引き返せず気づけばまた天然魔性系女子大生・怜子(山下美月)宅でお雑煮なんてご馳走になっているのだから、本当に雅也って奴はやれやれである。

 そりゃあ“じゃない方”の雅也からすれば、怜子から「初めて自分から好きになった人。特別な人」なんて人前で堂々と宣言されれば、なかなか簡単に関係を清算できないのも仕方ないと言えば仕方ないだろう。怜子に“皆と同じ呼び方は嫌だ、特別な呼び方が良い”とねだられ、「怜」という、あろうことか妻・麗(小西真奈美)の名前と全く同じ響きの呼び名を指定され躊躇する雅也はまさにキャパオーバーで、もはやオーバーヒート寸前だ。

 こんな学校中のアイドルのような存在に一心に想いを寄せられ、周囲には知られてはいけない関係の渦中にまさか自分がいることも、女性2人の狭間で揺れ動くこともこれまでの雅也の人生には全くの無縁だったことだろう。しかし、いつかは必ず雅也がこのどっちつかずで、双方を大切にできていない中途半端で生温い態度のツケを払うことになるのだ。

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