『じゃない方の彼女』雅也はなぜ怜子に惹かれるのか 小西真奈美は大学院生でも違和感なし
大学の准教授・雅也(濱田岳)と妻・麗(小西真奈美)の馴れ初めが明かされた『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)第5話。
大学院生と大学生だった2人が急接近するきっかけになったのは、麗が高校時代から付き合っていた彼氏に一方的に別れを告げられた後だった。
「僕はずっと好きでした」と伝えた雅也の言葉に、麗は「私も好き」とは返さなかった。ただ2人は付き合い、結婚するに至った。それゆえ雅也は「麗ちゃんとの結婚は奇跡だった」と回想し、麗の好きな相手は元恋人で自分は「じゃない方の男」だという認識がどうやらいまだにどこか彼の胸を巣食っているようだ。
そしてこのエピソードを見事回収するのが、天然魔性系女子大生・怜子(山下美月)が雅也に打ち明ける自分の“初めて”の話だ。
「先生が初めてなんです。自分からいいなって思ったのは。今までは相手から好きって言われても、「私も好き」ってどうしても言えなかった。だって嘘はつけないから。だからいつも「ありがとう」って答えてました。でも先生だけは違う、好き」
なるほど雅也が「もう君とは会えない」だの「ちゃんと今後について話し合おう」だのと必死に何とか避けようとするも、どうしたって怜子の引力に抗えず惹かれてしまうのは、何より彼女が雅也にとって初めて“あなたじゃなきゃ嫌だ”と名指しで好意を伝えてくれる相手だからなのかもしれない。