赤楚衛二と町田啓太の息ぴったりな掛け合い 『SUPER RICH』もどかしい恋の行方

赤楚衛二と町田啓太の息ぴったりな掛け合い

 学生時代から今日に至るまで、優(赤楚衛二)を苦しめる貧困が描かれた『SUPER RICH』(フジテレビ系)の第5話。おとぎの国の舞踏会さながらの衛(江口のりこ)と優のロマンチックな姿は一転、衝撃のラストに重なる優の叫びで視聴者の心を振り回す展開となった。

 会社の海外進出を視野に留学へと旅立つ優。そして1年後、ちょっぴり頼もしくなって帰ってきた優は、会社のために奔走する。しかし努力はなかなか思うように結果には繋がらなかった。留学先で知り合った森ノ宮大吾(矢野聖人)が偶然の取引相手となるも、実際にその会社を牛耳っているのは専務の大河一郎(田山涼成)だと厳しい現実を目の当たりにし、自身の無力さを嘆く。さらに帰国した優を迎えにきたリリカ(志田未来)からは衛と空(町田啓太)が付き合っているかもしれないと知らされ、ますます優の心中は穏やかではない。そんな中、優の母が病に倒れるものの、お金がないことで病院に通うことを断念。母から頭を下げられ200万円を貸してくれるよう頼まれた優は、苦肉の策で空の個人的な金を借りることとなった。

 会社の再生物語に加え、恋愛パートも充実してきた『SUPER RICH』。しかし一筋縄に色めき立つわけではない空気感こそが、衛を演じる江口のりこの手腕であろう。第4話の空と優からの告白はするりとかわすものの、優しく頼りがいのある会社の大黒柱として手を差し伸べる。視聴者がもどかしい恋の行方にヤキモキしていると、先制攻撃を仕掛けたのは優だった。大河を口説くためにパーティーへと向かったが門前払いをくらった衛を支え、エスコートして帰ったのだ。

 しかし、その帰り道の公園では優の本音が吐露される。優はあまりに真っ直ぐで、愛らしく、健気さをも携える。迫られたら誰もがくらりとしてしまうような場面で、衛はキッパリと優からのキスを拒み、ピンヒールで穴の開きそうなほど足を踏むという強烈なカウンターに出た。



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