松村北斗の大人の魅力がたまらない 『カムカムエヴリバディ』“年上男子”として見せる顔

松村北斗の大人の魅力がたまらない

 11月からスタートした連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合、以下『カムカム』)に、雉真稔として出演中の松村北斗。ジャニーズのグループ「SixTONES」の一員でありながら、これまで様々なドラマや映画に出演してきた彼だが、この『カムカム』で「年上男子」として、新たな魅力を開花させている。

 ひょんなことから和菓子屋「たちばな」の娘である安子(上白石萌音)と出会った稔は、英語に興味を持った安子に英語ラジオ講座を聴くことを勧める。その後も安子のことを気にかけ、安子の自転車の練習に付き合ったり、ジャズ喫茶に誘ったり……。稔は安子を「大人のお兄さん」として年上らしく、リードしていく。自分の知らない世界のことを知っており、自身の世界も広げてくれる稔に、安子は夢中になっていく。

 松村の魅力のひとつは愛くるしい笑顔であるように思う。松村がこれまで出演してきた映画やドラマは、この「生意気だけど可愛い年下感」を武器にしたものが多かった。公開中の映画『きのう何食べた?』ではズバズバと物を言う若手美容師・田渕を演じているが、「何か俺、間違ったこと言ってます?」という顔でニコニコされると、ちょっと可愛くてなぜか憎めない。さらに、森七菜とともにW主演となった映画『ライアー×ライアー』では、義姉の湊(森七菜)にみせる表情は冷たいのに、彼女のミナ(森七菜)に出会うと、はじけたような笑顔に変わる義弟の透を演じている。透の分かりやすい表情の違いがまた可愛さを生んでいる。

 同じ事務所の亀梨和也と共演した『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)での、天才ハッカー・小牧役は、チームでは淡々と仕事をこなしていくだけだが、信頼している伏見(亀梨和也)には、「響介さん!」と子犬のようについて回る姿が印象的だった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる