『GANTZ』ハリウッドで実写映画化 監督は『オーヴァーロード』ジュリアス・エイヴァリー

『GANTZ』がハリウッド実写化

 伊坂幸太郎による小説『マリアビートル』を映画化したブラッド・ピット主演の『Bullet Train(原題)』の製作が終了したソニー・ピクチャーズは、新たな日本版権作品の製作に乗り出した。関係者がDeadline誌に語ったところでは、ハリウッド版『GANTZ』の監督に『オーヴァーロード』で知られるジュリアス・エイヴァリーが抜擢されたという。

 『Bullet Train(原題)』にはピットのほかに、マイケル・シャノン、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、そしてサンドラ・ブロックが出演予定であり、『アトミック・ブロンド』のデヴィッド・リーチが監督を務める。なお、『GANTZ』のハリウッド実写作品のキャストに関する情報はまだ挙がっていない。

 奥浩哉原作の『GANTZ』は、電車に轢かれたことで、“GANTZ(ガンツ)”と呼ばれるナゾの黒い球体により、異形の“星人”と呼ばれる存在との死闘を強いられていく玄野計と加藤勝の物語。

 今回のハリウッド版の脚本を担当するのは、マーベル・コミックやDCコミックスの実写化も多く手がけてきたマーク・グッゲンハイム。そしてテンプル・ヒル・プロダクションズが制作する。内部関係者曰く、本プロジェクトはいまだ初期の段階にあり、制作開始日も未定なのだそう。ちなみにエイヴァリー監督は最近までユニバーサルとジェームズ・ワンとともにリメイク版映画『Van Helsing(仮題)』の脚本・監督を担当していた。その次のプロジェクトとなるシルヴェスター・スタローン主演のアクションスリラー作品『Samaritan(原題)』は2022年8月26日に全米公開を控えている。

 もともと『GANTZ』は日本でアニメおよび実写化作品がいくつも作られていたため、ハリウッドはそういった状況に市場価値を見出したとのこと。今後の製作の進捗状況に注目していきたい。

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