アレック・ボールドウィン、主演映画の撮影で銃誤射 撮影監督が死亡、監督も負傷の事態に

 アメリカ現地時間10月21日、ニューメキシコ州で行われていた映画『Rust(原題)』の撮影現場で、主演のアレック・ボールドウィンが撮影中に小道具の銃を誤射し、撮影監督のハリナ・ハッチンスが死亡し、監督のジョエル・ソウザが負傷したことが明らかになった。撮影は当面の間中止されるという。

アレック・ボールドウィン(写真提供=Splash/アフロ)

 サンタフェの保安官事務所は、「捜査員は小道具の銃がどのように使用され、どのような弾丸が発射されたのかについて調査中である」「本事件は、現在も調査中です。新たな情報が明らかになり次第、情報を提供します」とコメント。

 『Rust』の制作会社LLCの担当者はDeadlineに対し、「ニューメキシコの『Rust』撮影現場において銃の誤射により事故が発生しました。クルーメンバーの2名が病院に搬送され、治療にあたっています。キャストとクルーの安全を最優先に考慮し、当面の間撮影を中止します」と声明を発表。地元情報誌によると、撮影セットは封鎖され、セット内の古い協会も閉鎖されているという。撮影で使用された牧場は、西部劇作品の舞台として有名な場所でもある。

 撮影現場での銃の誤射による死亡事故は、今回が初めてではない。俳優のジョン=ヘリック・ヘクサムは、1984年10月18日にテレビシリーズ『トップモデル諜報員 カバー・アップ』の撮影現場で、ヘクサム自身による誤射により死亡した。また、1993年にはブルース・リーの息子であるブランドン・リーが『クロウ/飛翔伝説』撮影中、他の俳優が小道具の銃を誤射し、銃弾の断片が彼の脊椎に刺さり死亡した。

 なお、ボールドウィンは、現地時間10月21日早朝にInstagramのポストを投稿し「オフィスに戻る。あぁ、とても疲れた」とコメントしていた(現在、投稿は削除)。

参考:‘Rust’ DP Halyna Hutchins Dies After Prop Gun Misfire On New Mexico Set Of Alec Baldwin Western; Director Joel Souza Also Injured – Update

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