ダン・スティーヴンスが完璧な恋を仕掛けるアンドロイドに 『アイム・ユア・マン』公開へ

『アイム・ユア・マン』2022年1月公開

 マリア・シュラーダー監督作『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』が、2022年1月14日より公開されることが決定した。

 本作は、2022年度の第94回アカデミー賞国際長編映画賞・ドイツ代表にも選出されたロマンティック・アンドロイドムービー。ベルリンのペルガモン博物館で、楔形文字の研究に没頭する学者アルマが、全ドイツ人女性の恋愛データ及び、アルマの性格とニーズに完璧に応えられるようプログラムされた高性能AIアンドロイド・トムと出会い、愛とは何かを見つめ直していく。

 難攻不落のアルマに恋を仕掛けるアンドロイド・トムを演じるのは、『美女と野獣』『ダウントン・アビー』のダン・スティーヴンス。英語訛りのドイツ語でリルケの詩を暗唱し、プロのダンサーのようにルンバを披露し、子犬のような瞳で見つめ、かと思えば、アルゴリズムがはじき出した歯の浮くような台詞を披露。『プリティ・ウーマン』の1シーンを再現して呆れられるなど、これまでにない芝居を見せている。

 研究者アルマ役は、『es[エス]』や『ヒトラーを欺いた黄色い星』など、ドイツで活躍するマレン・エッゲルト。過去の悲しみを心にしまい込み、充実した仕事に打ち込みながらも、老いゆく父の姿に自らの孤独を重ねる複雑な現代女性アルマを演じた。ジェンダーレスとなって初の第71回ベルリン国際映画祭で演技部門最高賞銀熊賞を受賞している。

 監督を務めたのは、『アンオーソドックス』(Netflix)のマリア・シュラーダー。女優としてベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝いた経験もあり、現在は映画プロデューサーの権力を振りかざし、セクハラと性的暴行事件を繰り返したハーベイ・ワインスタインの行状を暴く『She Said(原題)』(2022年公開予定)を撮影している。

■公開情報
『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』
2022年1月14日(金)より、新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国公開
監督:マリア・シュラーダー『アンオーソドックス』 
出演:ダン・スティーヴンス、マレン・エッゲルト、ザンドラ・フュラー
配給:アルバトロス・フィルム 
映倫:PG-12 
(c)2021, LETTERBOX FILMPRODUKTION, SÜDWESTRUNDFUNK
公式サイト:imyourman-movie.com

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