『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』シリーズ最高興収なるか 過去作の成績と比較

『007』最新作、シリーズ最高興収なるか

 パンデミックで各作品の興行成績が低迷する中、ジェームズ・ボンドが記録を塗り替えた。The Sun紙によると、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は英国で先週末、2100万ポンドのオープニング成績を記録。この3日間の数字は、『007/スカイフォール』の2020万ポンド、『007/スペクター』の1980万ポンドを抜いて、『007』シリーズ史上最高額となる。

 さらに、ガーディアン紙によると、英国のみならず『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はこれまでに全世界で約1億1900万ドルの興行収入を記録。パンデミック中に劇場が再開されて以来、中国のオープニング成績を除いたハリウッドのスタジオ映画として初めて1億ドルを突破したことになる。今週末の北米での公開と、10月29日の中国での公開により、さらに『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の勢いは加速しそうだ。

 近年の『007』シリーズの興行成績はそれぞれ、『007 スカイフォール』が11億1000万ドル、『007 スペクター』が8億8070万ドル、『007/カジノ・ロワイヤル』が5億9420万ドル、『007/慰めの報酬』が 5億8610万ドルとなっており、ガーディアン紙によると、ユニバーサルは、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が本シリーズ全体で3番目に高い興行収入を記録することを期待しているという。

 現状の成績では、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』はおそらく『007/カジノ・ロワイヤル』は超えることになりそうだが、『007 スペクター』の域にまで到達できるかが今後の焦点になりそうだ。

 本作は『007』史上最大の予算を投資したとも言われており、コロナ禍の中での収支に注目が集まる。今後も主要市場で、IMAX、4DXなど別フォーマットの上映が控えており、これらが全体の数字をさらに押し上げる可能性もある。本作がユニバーサルひいては映画界全体の盛り上がりを後押ししてくれることを期待したい。

■公開情報
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
全国公開中
監督:キャリー・フクナガ
製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン 
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、スコット・バーンズ、キャリー・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
出演:ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、アナ・デ・アルマス、ラッシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン、ラミ・マレック
主題歌:ビリー・アイリッシュ「No Time To Die」
配給:東宝東和
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公式Twitter:https://twitter.com/007
公式Facebook:www.facebook.com/JamesBond007



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