『おかえりモネ』に今田美桜がもたらす新たな風 莉子が東京編のメンターに?

『おかえりモネ』今田美桜が吹き込む新たな風

 『おかえりモネ』(NHK総合)「東京編」で、華やかな存在感を発揮している神野マリアンナ莉子(今田美桜)。第17週「わたしたちに出来ること」では、担当する気象コーナーの視聴率低下で悩まされることになる。

 莉子は、序盤こそ百音(清原果耶)と敵対するキャラクターではないかと予感させたものの、その懸念はすぐに打ち消された。彼女は野心家ではあるが、その野心は常に内側を向いている。誰かを蹴落としてトップに立つのではなく、自分を磨いて成功を手に入れたいという方向のハングリー精神。他者に嫉妬心を抱いたとしても「ごめん、ちょっと嫉妬しただけ」と認めて、やる気に昇華させることができる。キツいことを言う場面も多々あるが、意地悪に見えないのは、今田の力量によるものだろう。

 そんな今田のブレイクのきっかけになったのが、『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)で演じた真矢愛莉。愛莉は、第4話でヒロイン・音(杉咲花)に壮絶な嫌がらせをするシーンがあったものの、その後は良き理解者に。振り幅のある演技を求められたが、そこで大きな瞳を生かした表現が光った。序盤、ヒール役に徹していた時には強烈な目力で強面な表情を作り、仲間になったあとには優しく微笑みかけ、愛らしい表情を見せた。

 この振り幅は『おかえりモネ』でも生かされている。仕事中はフェミニンな服装に身を包みニコニコしている莉子だが、プライベートは別人。私服はモノトーンが多く、「ほんっとやってらんない!」と言いながら炭酸飲料をガブ飲み。百音も驚くほどの二面性を見せていたが、「本当はビール飲みたいとこだけど、18時以降に飲むと翌朝浮腫んじゃうから……」と呟く姿は、どこか健気で可愛らしい。



インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる