西野七瀬、大活躍の裏にある前向きさと意外な考え方 「やるべきことをひとつずつ」

西野七瀬、大活躍の裏にある意外な考え方

 佐藤正午の同名小説を『ホテル ビーナス』のタカハタ秀太が監督を務め映画化した『鳩の撃退法』が8月27日より公開中だ。

 かつて直木賞も受賞した天才作家の津田伸一を演じた主演の藤原竜也をはじめ、土屋太鳳、風間俊介、リリー・フランキー、豊川悦司ら錚々たるキャストが集結。小説と現実、過去と現在が交錯しながら予想もつかない物語が展開される。

 そんな本作で、津田の行きつけのコーヒーショップ店員・沼本を演じたのは、先日公開された映画『孤狼の血 LEVEL2』ではスナックのママ役、現在放送中の『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)では刑事役でインパクトを残す西野七瀬。「とても緊張していた」という本作での経験や、ここ最近の大活躍について語ってもらった。

「他の作品と比べても緊張が増し増しでした」

――今回の『鳩の撃退法』は“鳩好き”で知られている西野さんにはぴったりの作品ですね(笑)。

西野七瀬(以下、西野):はい(笑)。自分でも運命めいたものを感じました。「え、鳩?」と思って(笑)。そこはすごく興味を惹かれましたね。

――作品自体にはどういう印象を持たれましたか?

西野:最初に脚本を読んだときはちょっと難しくて、文字だけだと頭の中でなかなか整理できないところがあったんです。自分が出ているパートに関してはそういうことは全然なかったのですが、他のパートは「これはこういうことでいいのかな……?」と。なので、逆に全体としてはあまりきっちり理解はせずに、ざっくり流れだけ知っておくようにしました。あとは実際に作品を観てのお楽しみにしておこうと思って。

――西野さんが出ていないパートも結構多いですもんね。

西野:そうなんです。だから試写で作品を拝見させていただいて、すごく面白くかったです。めちゃくちゃ楽しめました。

――具体的にどのようなところが?

西野:ネタバレになっちゃうのであまり詳しくは言えないんですけど、自分の知らないうちにニセ札がいろんな人の手に渡って、いろいろ大変なことになっていく。現実ではなかなかないことだとは思うんですけど、ありそうといえばありそうというか。起こり得ることではあると思うので、「こんなことになったら怖いな」と思いながら観ていました。

ーー物語の中心にいる藤原竜也さんをはじめ、キャストには錚々たる方々が集まりましたね。西野さんも「クランクインの日、とても緊張していました」とコメントされていました。

西野:ほとんど初めましての方ばかりだったので、他の作品と比べても緊張が増し増しでした。登場人物も多いので、実際に共演シーンがなかった方も多いんですけど、本当に大先輩ばかりだったので。

ーー主演の藤原竜也さんとも初共演ですよね。

西野:藤原さんはすごくストイックな方でした。藤原さんが演じる津田は早口でしゃべるところが多かったんですが、実際に藤原さんが早口でセリフを回すのを間近で見て、本当にすごいなと思いました。息継ぎを一歩でも間違えたら変な感じになっちゃいそうなところを完璧にされていて、すごかったです。

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