『ホワット・イフ…?』チャドウィック・ボーズマンの声に感動 映画と違う楽しみ方に
このラヴェジャーズが、あのコレクター(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に出てきた、宇宙のありとあらゆるものをコレクションしてしまう魔人)と戦います。しかもコレクターのボディガードは映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』などに登場したブラックオーダーの面々! コレクターもブラックオーダーもインパクトの強いキャラでしたが、映画では出番が少なかったのでこういう形で彼らに再会できるのは楽しい。
特にコレクターはキャプテン・アメリカの盾、マイティ・ソーのムジョルニア、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』のダークエルフの短剣、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のヘラのヘルメット、コーグの腕をコレクションとして有しており、これらを使って攻撃してきます。この世界ではコレクターがアベンジャーズさえ打ち負かしたすごい奴として出てくるわけです。映画よりかっこいいキャラです。ネビュラは映画の時のように養父サノスに非道に改造されていないのでスキンヘッドのサイボーグではなく髪の長い美しい女戦士。このバージョンのネビュラも素敵でした。
元ネタ(要は映画)を知らなくても楽しめるスペースオペラになっていますが、ハワード・ザ・ダックや宇宙犬コスモ、宇宙で“ジャンプ”する時は顔がくずれるというようなセリフ、ラストでピーターが働く“デイリークイーン”というお店など、さりげなく登場するキャラやセリフの1つ1つに「あ、あの映画のここのことだな」と、MCUマニアにはピンとくる要素が散りばめられています。
今回ドラックスを除いて登場するキャラは映画と同じ俳優が声の出演をしているので、とても豪華な声の共演ということになります。なによりもティ・チャラの声はチャドウィック・ボーズマンさんが当てています。日本語吹き替えも素晴らしいのですが、ぜひチャドウィック・ボーズマンさんの肉声でもお楽しみください。
あのティ・チャラならではの優しく、上品で、けれど威厳のある声を聞くことができます。今回は第1話の「もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?」よりも、映画の登場人物に似せた絵になっているから、本当にチャドウィック・ボーズマンさんとまた会えた、と感激してしまいました。
冒頭で『ホワット・イフ…?』は1話完結と書いたのですが、今回はこのエピソードの続きがありそうですね。映画とは違うピーターとその父エゴの物語がどうなるのか気になります。
■配信情報
『ホワット・イフ…?』
ディズニープラスにて、毎週水曜16:00〜独占配信中
(c)2021 Marvel