杉本穂高と渡邉大輔が話題のアニメ作品を解説しながら、現在のアニメシーンを掘り下げていく動画企画「シーンの今がわかる!アニメ定点観測」。第1回目となる今回は、細田守最新作『竜とそばかすの姫』をピックアップした。
『サマーウォーズ』で描いたインターネット世界を舞台にした本作。母の死によって心に傷を負った女子高校生・すずが、全世界50億人以上が集う超インターネット仮想世界「U(ユー)」に歌姫・ベルとして参加したことで“とある謎の龍”と出会い、物語が展開していく。
前回は『美女と野獣』をはじめとした様々な引用にふれつつ、『君の名は。』以降のアニメと歌の関係性について語った。後編となる今回は、冒頭シーンの魅力や細田守が描いてきたネット世界について語っていく。
『竜とそばかすの姫』解説(後編) 細田守が描く“2020年以降のネット世界”
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映画ライター。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。
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1982年生まれ。批評家・映画史研究者。跡見学園女子大学文学部准教授。著作に『イメージの進行形』(人文書院)、『明るい映画、暗い映画』(blueprint)、『新映画論 ポストシネマ』(ゲンロン)、『謎解きはどこにある』(南雲堂)、共著に『スクリーン・スタディーズ』(東京大学出版会)、『ベルセルク精読』(blueprint)など多数。
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