ジョーダン・ピール製作・脚本『キャンディマン』10月公開へ 凶悪な殺人鬼が蘇る予告編も

 映画『Candyman(原題)』が、『キャンディマン』の邦題で10月15日より日本公開されることが決定。あわせて日本オリジナル版ビジュアルと予告編が公開された。

 本作は、1992年に全米公開されたバーナード・ローズ監督作『キャンディマン』を、2018年の第90回アカデミー賞で脚本賞を受賞した『ゲット・アウト』(2017年)や『アス』(2019年)を手がけたジョーダン・ピールが製作・脚本を務め新たに蘇らせたホラー映画。マーベル・スタジオ映画『キャプテン・マーベル』続編の監督に抜擢され、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初の女性黒人監督となったニア・ダコスタが監督を務めた。

 舞台は、シカゴに現存した公営住宅「カブリーニ=グリーン」地区。その界隈では、鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利なフックになった殺人鬼に体を切り裂かれるという怪談めいた都市伝説が語り継がれていた。老朽化した最後のタワーが取り壊されてから10年経ち、恋人とともに新設された高級コンドミニアムに引っ越してきたヴィジュアルアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探求していたところ、公営住宅の元住人だという老人から、その都市伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かされる。アンソニーは恐ろしい過去への扉を開いてしまったのだった。

 主人公アンソニーを演じるのは、DC映画『アクアマン』で強敵・ブラックマンタを演じ、『マトリックス』シリーズ最新作へ主要キャストとして出演することが決定しているヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世。恋人兼ビジネスパートナーとしてアンソニーを支え、劇中でも鍵となっていくブリアンナ役を、MCUのドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』で今後のMCUのなかで重要なキャラクターになるだろうと示唆されるモニカ・ランボーを演じ、同役で『キャプテン・マーベル』の最新作に出演することも決定しているテヨナ・パリスが務めた。

『キャンディマン』予告編

 公開された予告編は、「都市伝説だが、彼の名前を鏡の前で5回唱えると、目の前に現れて殺される」と語るアンソニーの台詞と、その言葉に誘われるように若者たちが面白半分でその名を呼び、キャンディマンの餌食になっていくシーンから始まる。キャンディマンの都市伝説に魅了され、ついその名を口にしてしまう主人公と登場人物たち。「やめて! 言わないで」と涙目で制止する女性の存在がある一方で、その名を5回唱えた者たちは、次々に見えない何かに襲われていく。右手に鋭利な鉤爪を持ち、無数の蜂に包まれた殺人鬼・キャンディマンが鮮烈に蘇っていくさまが描かれている。

 あわせて公開されたポスタービジュアルは、謎に溢れたキャンディマンの後ろ姿と、こちらにまっすぐ向けられた鉤爪が印象的なデザインに。「鏡に向かってその名を5回唱えると、死ぬ。」というコピーが掲げられている。

■公開情報
『キャンディマン』
10月15日(金)より全国公開
監督:ニア・ダコスタ 
製作・脚本:ジョーダン・ピール
出演:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、テヨナ・パリス、ヴァネッサ・ウィリアムほか
配給:東宝東和
(c)2021 Universal Pictures
公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/candyman
公式Twitter:@uni_horror
公式Instagram:@universal_eiga
公式Facebook:@universal.eiga

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