ルッソ兄弟が製作中の『ガッチャマン』 MCUや『ワイスピ』のようなユニバース化に?

ルッソ兄弟、『ガッチャマン』MCU化?

どのタツノコ作品がユニバース入りする?

 タツノコ作品のユニバース化となると、やはり気になるのはどの作品が今後ユニバースに参入していくのかということだ。『ガッチャマン』が第1作目となるのであれば、やはり同じくSFで、リアルかつシリアス路線の作品が取り上げられる可能性が高そうである。地球を救うため人間の体を捨てた少年の戦いと葛藤が描かれる『新造人間キャシャーン』(1973年~1974年)も、海外での知名度が高くユニバース入りの可能性は高そうだ。『マッハGoGoGo』を再び実写化することもあるかもしれない。一方で多くの日本人にとって、タツノコ作品といえば『ヤッターマン』(1977年~1979年)などの『タイムボカン』シリーズではないかと思う。こちらはコメディ調の作品なため、ユニバースとしてほかの作品との調和を取るのは難しいかもしれない。しかし、MCUにおける『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ的な立ち位置にはぴったりだろう。

 日本人にもなじみ深いタツノコプロの作品がこうして海外で愛され、トップクリエイターの手によって現代に蘇る。MCUや『ワイスピ』シリーズのように、長くつづくユニバース作品となれるのか、今から期待と想像は膨らむばかりだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる