神木隆之介、『ノイズ』出演決定 藤原竜也&松山ケンイチとの共演に「本当に幸せでした」
2022年公開の映画『ノイズ』に神木隆之介の出演が決定した。
本作は、『予告犯』『マンホール』『有害都市』などを手がける筒井哲也が、2017年から2020年まで『グランドジャンプ』(集英社)で連載していた全3巻のコミックを原作としたサスペンス映画。『ヴァイブレータ』『ストロボ・エッジ』『彼女』の廣木隆一が監督を務め、2020年10月から11月にかけて愛知県の全面協力を得て知多半島にて撮影を行った。
絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”は、時代に取り残され、過疎化に苦しむ島だったが、島の青年・泉圭太が生産を始めた“黒イチジク”が高く評価され、島には地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島民たちには復活という希望の兆しが見えていた。そんな平和な日常が小御坂睦雄の登場によって一変。圭太と彼の幼なじみの猟師・田辺純、新米警察官の守屋真一郎の3人は、小御坂の不審な言動に違和感を覚え追い詰めていくが、その日の夕方、圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、小御坂の足取りを追って県警が大挙に押し寄せて静かな島は騒然とする。なんと、小御坂は元受刑者のサイコキラーだった。圭太たちの殺人、警察の捜査、島民たちの結束、そして次々と増える第2、第3の死体、凶悪犯が持ち込んだ一滴の悪意が、染みのように徐々に広がっていき、平和な島を飲み込んでいく。
猪狩島・復興の期待を一身に背負いながらも、島を訪れた元受刑者のサイコキラーを殺してしまった泉圭太役を藤原竜也、その死体隠しに協力する幼なじみの田辺純役を松山ケンイチが演じる。
神木は、ふたりの幼なじみ・守屋真一郎役を担当。守屋は、幼い頃からの夢だった故郷の猪狩島にある駐在所での勤務が決まったばかりの新米警察官だ。圭太と純を兄のように慕う正義感にあふれる男で、母を大切に思う心優しい一面も。
神木は「藤原竜也さん、松山ケンイチさんが出演されると聞き、さらに、企画と脚本にも魅力を感じ、何が何でもこの作品に参加したい!と、思いました」と本作への思いを語る。さらに「駐在所の警察官としての正義を持ちながらも、事件に巻き込まれていった真一郎を、少し情けないように演じるよう心掛けた」と役柄への向き合い方も明かした。
神木と藤原は、2014年公開の映画『るろうに剣心 京都大火編』以来7年振りの共演。一方松山とはNHK大河ドラマ『平清盛』で共演、松山演じる清盛に相対する源義経を演じた。なお、神木と松山は映画では初共演となる。神木は「毎シーン、毎シーンが楽しかったです。藤原さん、松山さんお二人との共演は安心感がありましたし、立ち居振る舞いも間近に見ることができて、ワクワク、ゾクゾクする現場だった」と撮影を振り返った。
コメント
神木隆之介
藤原さん、松山さん。憧れのお二人の近くで一緒に素敵な時間を過ごすことができて本当に幸せでした。
お二人が出られていた作品のファンだったので嬉しかったです。そして、廣木組に参加出来たことも貴重な経験となりました。感謝しかありません。
この『ノイズ』という作品は、今までにない緊張感が味わえる究極の新感覚サスペンスです。ぜひ、映画館で目撃者になってください。
企画・プロデューサー:北島直明
藤原さん、松山さんと共に“殺人を無かったことにする”為に死体を隠蔽する共犯者、しかも、警察官なのに“嘘をつく”という難しい役をどなたに演じて頂くか、相当悩みました。お二人のエネルギーを受け止め、負けないパワーを持っている役者……そこで思い至ったのが、これまで、実写・アニメ問わず、ありとあらゆる難役を演じて来られた神木隆之介さんです。実際にこのお三方の芝居合戦は、上質な舞台のようであり、殴り合いのバトルロワイアルのようであり……。ほぼ全てのシーンが1テイクOKだったと思います。そして、映画後半にある4分以上の長回し1カットの神木さんの一人芝居……息が止まり、涙が出ます……“衝撃”です。神木隆之介さん、すごい役者です。この役を引き受けて下さり、本当に良かったと監督・スタッフ一同、感謝しています。
■公開情報
映画『ノイズ』
2022年全国ロードショー
出演:藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介
原作:筒井哲也『ノイズ(noise)』(集英社ヤングジャンプ コミックスGJ刊)
監督:廣木隆一
脚本:片岡翔
音楽:大友良英
企画・プロデューサー:北島直明
製作・企画:日本テレビ放送網
制作:クレデウス
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)筒井哲也/集英社 (c)2022映画「ノイズ」製作委員会
公式サイト:noisemoviejp
公式Twitter:@noise_movie